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『同じ屋根の下で』
【母子相姦 官能小説】

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『同じ屋根の下で』-1

「ママ、僕ママの事大好きだよ。」
 息子の竹流が言う。屈託の無い笑顔を浮かべて。その日は母の日で、竹流は赤いカーネーションを渡しながらそう言ったのだ。小学五年生にしては幼い子で、薔薇色の頬が可愛い。
「ありがとう、ママもよ。」
赤いカーネーションを受取り、私は微笑み返した。カーネーションに顔を埋める仕草をすると、それを見ていた竹流が言う。
「ママ、綺麗。」
「まぁ…」可愛い!!可愛すぎる。食べてしまいたいぐらい。
「嬉しいこと言ってくれるわぁ…このぉっ」
後ろからぎゅっと抱きつき、頬擦りをする。
「なっ、やだっ、やめてよぅっ」
竹流は顔を真っ赤にしながら、しゃがみこんでばたばたと抵抗する。私は竹流が腕から抜け出せないようにきつく抱き寄せた。嫌がる竹流に頬擦りをしながら。
「やめてったら、恥ずかしいよ、もうっ。」

 一頻り暴れた後、抜け出せないことを悟ったのか、少しおとなしくなる。激しく抵抗したせいで、赤く上気した頬、上下する胸。なんて愛しい子なんだろう。前よりは随分成長したけど、まだ小さい肩と背中。でもこの背中もすぐに大きくなって、私より愛しいと思う娘を抱くのだろう。今私がしているように。

「竹流。」

 ふいにどす黒い感情が沸き上がる。母子二人で今まで生きてきて、私の愛情を一心に注いできた。私の命より大切な宝物が、他の女に取られる事が許せない。病んでるわ、私。

「なあに、ママ?」

 きつくきつく抱き締める。竹流の骨が軋むくらい。

「あっ、痛いよ、ママ。」

 竹流の顔が苦痛に歪んだ。他の誰かに盗られるぐらいなら、いっそのこと壊れてしまえばいい。黒い感情が止まらない。少し腕の力を抜いて、聞いた。
「竹流、ママの事好き?」
「えっ?」
「好き?」
竹流は母親の急な変化に当惑しているようだった。
「…うん。好きだよ。」
「ママが竹流に酷い事しても?」
 竹流が私の方を見た。私はどんな顔をしていたのだろう。きっと情けない顔をしていたに違いない。竹流は私の目を見つめると、静かに答えた。
「うん。ママの事大好きだよ。一番好きだよ。だからママがどんな酷い事をしても、いいよ。」
 やけに大人びた口調で。でも、私はきっと竹流がこう答えてくれると分かっていた。分かっていて罠をしかけたのだから。
「竹流。」
「なあに?」
「ママ、今から竹流に酷い事するわ。だから、先に謝っておく。」
「ママ?」
「ごめんね。」

 少し開いた竹流の唇に、強く唇を押し付けた。驚いたように竹流の目が見開かれる。
「うっ、むふぅっ!!」
 息が出来ないせいか、苦しそうにうめく。
「うっうぅ〜っ、むぐっ」
竹流の声が、余計に私を刺激した。可愛い竹流の舌に吸い付き、自分の舌を絡ませる。ヌチュ、チュ、と水音が響く。竹流がもがいて、二人が離れると、口から唾液が糸を引いた。
「はあっ、はぁっ、」
息が荒い。何が起こったか把握出来て無いんだろう。酸素不足で朦朧としているのか、虚ろな目をしながら言う。
「酷い事って、この、こと?」
「ううん、違うわ。」
 また、唇を合わせる。今度は躊躇いながらも、竹流は自ら口を開いた。
「あぐっ、あふっ」
求める様に舌を絡ませ、唾液を流し込むと健気にコクリと飲み込んだ。逆に竹流の唾液を吸い取る。舌の裏に溜った唾液は、吸っても吸っても溢れ出て、すごく甘い。
「はぁっ、ママぁ…」動けないように両手で顔を固定して、ひたすら竹流をむさぼった。口の端から漏れた唾液が首を伝わり、それを拭うように顔から首筋ヘと唇を這わせる。
「あっ、」
いやらしい声。純真な子だと思ってたけど、こんな声も出すのね。苦しげにあえぐ様が嗜虐心をあおった。

うんと、傷付けてあげる。私の事しか考えられなくなるように。


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