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彼女
【ノンフィクション その他小説】

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彼女-1

初めてあなたを見た時から…
愛していました。
入学式で初めて見た一風、風変わりなあなたに瞳は吸い込まれたんだ。
あなたの笑顔は僕を笑顔にしてくれた。
あなたの言動さえ僕を笑顔にしてくれた。
あなたに出逢えて僕は毎日が充実していたよ。

でも…もし僕の気持ちを伝えてしまったら…友達では居られない気がしたんだ…。

だから、僕は友達のままであなたの幸せを願っていたんだよ。

ある日,仲の良いグループでDisneylandに行くことになった。
寒い12月のことだった…。
僕はまだ知らなかったんだ…君のことを…。

当日、僕は気合いを入れて向かった。

メンバーは男3人に女3人のいつものメンバーで、僕以外の男2人は僕が君のことを好きって事を知っていたから、気を利かせて2人にしてくれた。
正直…嬉しかった。

友達だけど、端から見れば恋人だったから。


絶叫系が苦手な僕等は,仲間が戻ってくるまで話し続けた。

もう7時…冷え込みは一段と激しさを増してきた。

隣を見ると、君がとても寒そうに震えていたんだ。

だから、僕はジャケットを当たり前のように掛けた。

内心…ドキドキだったよ…。

君は笑顔で『ありがとう』って言ってくれた…。

その笑顔を見た時、僕は気持ちを伝える決心をしたんだ…。

10時…閉園直後の電車は満車120%って感じだった。

下り方面は、グループの中で僕等だけだったから、また2人きりになれた。

もう暗いし危ないから、僕は家まで送ってく事を決めた。

駅から君の家までで告白しようと…。

君が降りる駅に着いた…僕も降りた時、君は少し不思議そうな顔をしたけど、送るよって言ったら喜んでくれた。


駅を少し出たところで、僕は意を決して告白した。

君は笑顔で了承してくれたよね。

でも何処か寂しそうな横顔の意味を僕はまだ気付かなかったんだ…。

それから3ヶ月後、君が学校へ来なくなった…。

おかしいと思って仲間に聴いてみたんだけど、はぐらかされてばっかりで何にも教えてくれなかった。


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