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恋色
【青春 恋愛小説】

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恋色C-1

「遠足まであと3日かぁ」
「そうだね〜
班長もなかなか悪くないね…フフ…フフフ」

お昼休み
私はユミと中庭でお弁当を食べてる

まだ少し肌寒いけど
2人とも外で食べるのが好きなんです

ユミは気味の悪い私の笑い声を聞いて
冷めた目で見てくる

「はいはい
よかったね〜」

どうでもいいという様な言い方だ

「でもホント松永くんと仲良くなったよね
凄い進歩じゃん」

「でしょ〜!?
半年もまともに話せなかったのが嘘みたい!」

そうなんです
あれから私と松永くんはすごく仲良くなれました

すごくといっても
すれちがった時とかによく話すぐらいだけど…
でも松永くんから話しかけてくれるんだから
私としては驚愕の事件なのです


「松永くん瞳の事お気に入りなのかもね」

にやにやしてユミが言う

「やめてよ〜
松永くんモテるし…絶対私なんか眼中に無いよ」

「うん冗談だけど」

「…」
ユミをじっと睨む
…ユミってホントに意地悪なんだよね
まぁ楽しいからいいんだけど
そうゆう所も好きだし


「そーだ!この前もさぁ松永くん告白されたらしいの!
断ったみたいだけど…」

「誰に?」

「7組の加藤さん」

「いつ?」

「一昨日!」

「何で一昨日の事もう知ってんの?」

「ハルコが教えてくれたの」

「さすがハルコ情報通〜
女ってホント噂好きだよね
怖い怖い」

そんな事言われたって
好きな人の噂なんて聞かずにはいられないのだ

「あっっ!!もしかして7組の加藤さんって美人で金持ちで
来るもの拒まずで
高校に入ってからもう8人も彼氏できたって子!?」

ユミは急に思い出した様ですごい勢いで話す
日本語が少し変だ


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