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先生への想い
【片思い 恋愛小説】

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先生への想いA-1

朝の通学時は憂鬱だ。
混み合った電車内でたくさんの人に潰される。
臭いも嫌い。

(もっと近い高校に行けば良かった…)

通学の1時間いつも同じことを考えている。

先生と過ごす1時間半の授業はあっという間なのになぁ。

しかし乗り換えのときだけは唯一この人ごみから解放される。
電車を乗り換えるため工事中のホームをのろのろとのんびり歩く。


朝早くからほんとダルい。

私の横をたくさんの人が足早に通り過ぎていく。

歩いているときはずっと下を向いていたが、私はホームの真ん中あたりですぐに顔を上げた。

今、すぐ横を先生が通り過ぎた気がした。
勘違いかもしれないが先生が近くにいた気がしたんだ。



顔をあげてから探す間もなく、少し前を歩く先生を見つけた。

間違えるはずがない。
5メートルくらい先を歩いている。
塾以外で見たのは初めて。

緊張したときみたいにドキドキし出して、嬉しくて嬉しくて先生に追い付こうと私も足を速めた。

それでも追い付かなくて結局走ってしまった。
走りながら、先生になんて声かけようか考えた。
だけど考えつくより先に先生のすぐ後ろまできてしまった。

先生の背中を見て緊張してしまい、言葉が出てこなく肩を叩いてみた。
そしたら先生がすぐ振り向いて驚いた顔が一瞬見えたが、私は恥ずかしくて下を向いてしまった。
そのまま、小さすぎる声で「おはようございます」と告げた。
顔を上げると先生も「おはよう」と言ってくれた。

少し間をおいて「学校?」と聞かれたので私はなるべく笑顔で頷いた。
このまま一緒に電車に乗れたらなと思ったけど、先生はじゃあねと軽く微笑んでまた早歩きで行ってしまった。

少し寂しかったが会えただけで嬉しい。
今日は一日中ずっと幸せな気分ですごせる気がする。まだ緊張と興奮がいりまじって変な感じだ。

私は歩いていく先生の背中をずっと目で追い掛けていた。



大人になったらいつかは先生のこと忘れて彼氏ができるのだろうか。
このさき発展があるとは思えない。
塾をやめようと何度か考えたことがある。
塾をやめちゃえばいつかは先生を忘れるだろうと思ったけど、今先生に会えなくなるのはすごく嫌で踏み切れなかった。

結局塾はまだやめられない。
先生に会いたい。
気持ちを伝える勇気はないけれど。
毎週、先生の授業を楽しみにしていたい。
まだ生徒として先生のそばにいたい。
それだけでいい。

それ以上はもう望まない。

自分の為にも。


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