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オマケ付きケータイ・バモくん
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オマケ付きケータイ・バモくん-2

自分の部屋に戻り、箱からこの最新モデルを慎重に取り出してみた。 

さすがにDODOCOの最新型だけあって軽量でボタンも打ちやすく、液晶も見易い。 
気になるのはやはりおまけ付きだということ。 
説明書を読むと 
手書きで 
「おまけ機能は自分で色々と試して発見してください。」 
と書いてあった。 
しかも手書きで。 

ピコピコといじってみるとメニューの中に 
「ヒゲ剃り」という項目があり、決定ボタンを押すと液晶の反対側から三枚刃のヒゲ剃りが出てきた。 

ゥイーンと軽快な音をたてて作動し始めたので、とりあえず少し伸びていた自分のヒゲ顎にあててジョリジョリと剃ってみた。 
剃り心地は良好。 
剃り残しもない。 
けど、 
おまけがヒゲ剃りかぁい!とツッコミを入れてみた。 
時計を見るとすでに深夜。 
「やばいやばい。明日は8時に起きるんだった。寝なきゃ。」 

とケータイのアラーム機能をセットして眠りについた。 


朝。 
ケータイのアラームが鳴った。 
「もう少し寝かしてくれぇ」 
とアラームを一旦解除して寝た。 
二度寝は気持ちいい。 


アラームは5分起きに鳴るように昨日セットしたから安心だろう。 

僕は5分間の夢の世界を愉しむことにした。 


しかし
僕が目を覚ましたのは1時間後だった。 

アラームは作動してなかったようだ。 

「くそっなんでアラームが鳴らないんだよ!」

と一人慌てて支度をし、家を後にした。 

車の中でもブツブツとこの無能なケータイに腹をたてていた。 

その時。 
「あんた〜何キレてますねん?あんたが寝かせろゆうたからやないですかぁ。」
声がする。 
しかもケータイから。 
誰かと通話していたっけ?
混乱してしまった。

「誰なんだ?」 

わからない声の主に宛てて疑問をぶつけてみた。 

「わぃはあんさんが昨日こうたケータイですがな。」
声の主は電話本人だという。 
そんなばかな… 
僕は耳を疑った。 

携帯自身が話しかけてくるわけないじゃないか。 
混乱をふり払おうとしたが、尚もソレは続けた。 

「あんさんが、まだ寝ていたぃゆうから、アラーム鳴らさんかったんですが、ご不満ですのん?」 

このままじゃ注意散漫で車をぶつけてしまいそうなので、近くのコンビニに車をとりあえず停めた。 


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