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生贄の人妻
【熟女/人妻 官能小説】

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森の部屋へ-18

朝の光りに 目を開け 隣を見ると 森の姿が無い
起き上り 時計を見ると 6時を指すのを見て 
リビングへ入って行くと
ソファーに座り パソコンを見ていた森が 顔を上げ 
たらこの様な唇から笑顔で
 
「 珈琲 入っている 」

また画面に 顔を戻して 少し厳しい顔をして 
画面をスクロールしていた
カップに入れた 珈琲を飲む麻衣に 
パソコンの画面から目を上げた 森が

「 麻衣を可愛がり過ぎて 仕事が詰まった 」

醜い顔に 苦笑いが浮かび 麻衣の顔にはにかみが浮かぶ

「 此れを 」
森が テーブルに鍵を置き

「 土曜 接待が有るから 遅くなるかもしれない 掃除頼むな 」
森が立ちあがり 麻衣を見て

「 会社へ行く 通帳のFAX 忘れないように 」 
寝室へ消え スーツを着て 出かけようとした森に

「 朝食は? 」
麻衣が聞くと 

「 何か コンビニで買う 」
ぶっきら棒に言い 玄関を出て行った

残された麻衣は 珈琲を飲み終わると 寝室に入り 
シーツを取り換えようとして
上掛を外し シーツの上に有る 幾つもの染みを見て 
思わず顔を赤くして 新しいシーツに換えて 
洗濯機に放り込み キッチンを綺麗にして
自宅へと 帰った


拓哉のいない部屋へ戻り ソファーに座り 
お気に入りのティーカップに入れた 紅茶を一口飲んで 
大きな溜息を吐きだして リビングを見渡した

たった二日 空けていた部屋は 
他人の部屋の様に 冷たく麻衣を迎え入れ
見慣れた調度品も 二人で選んで 壁に飾った版画も 
何処か他人の部屋へ 入った様に感じてしまう

麻衣は 普段着に着替えて掃除を始め 夕飯を用意して拓哉を待った
7時過ぎ 憔悴した顔で拓哉が 
部屋へ入って 麻衣を悲しそうな顔で見て

「 お帰り 」
小さく言うと テーブルに座って

「 美味しそうだね 」
泣き笑いを浮かべ 麻衣を見ない様 
テーブルに有る料理を 見つめて座ると
二人は 無言のままの食事が終り
麻衣がキッチンで片付けを終わらせ 拓哉の前に座り

「 昨日 スーツを買ったの 」
拓哉が悲しそうに顔を上げた

「 部長が 出張に同行しろと言うのよ 」
少し強く言うと 拓哉は 深い溜息を吐きだして

「 木曜に 言われた 」
諦めた様に 呟いた

「 行く前に 何で言ってくれなかったの 」
拓哉の前に座って 手を握り 握った手を振り 
麻衣は涙を浮かべ 拓哉を見て抱き着いて行った
拓哉の手が 背中へ回され麻衣を強く抱きしめ

「 部長に 付いて行かないと 行けないの? 」
涙をうかべ 拓哉を見ると 悲しそうな顔で

「 ゴメン 」
耳元で 囁き 唇を重ね 柔らかく舌が 
麻衣の口の中へ 差し込まれ舌を追い始めて来た
麻衣も抱き着き 力を込め 拓哉の背中に手を回して 
舌を絡め返して 吐息を上げ

「 シャワーしようか 」
合わせた口を離して 拓哉が言う

「 私 シャワー済ませているから タックン入って来て 」
麻衣の体には 森が付けた 赤い花が 
乳房に脇腹に 太腿に咲いている
拓哉には 見られたくない 

拓哉の帰宅する前に シャワーで体を流し 
鏡に映る 白い大きな乳房に付けられた
赤い花を見て 顔を下げると 太腿にも
幾つもの赤い花が 付けられているのを見た時   
麻衣は 溜息を漏らして赤い花にお湯をかけて
指先で なぞっていた


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