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義父に犯されて:午前十時を過ぎたなら
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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第三十二章 絶頂の後で-1

今日の昼下がり。
義父と初めて交わった時を恵は思い出していた。

※※※※※※※※※※※※

【啓介と同居 四ヶ月目】 
【20●1年4月2日 PM1:20】

リビングで。

※※※※※※※※※※※※

「おおおぉ・・おおおぉっー・・・」
「あぁー・・・あ、あつぅ・・いっー・・・」

啓介のコックから放出されたザーメンを受け、背中をのけぞらせていた。

二人の荒い息がリビングに響いている。
カーテンで閉ざされた薄暗い空間には二人の他には誰もいない。

まだ降り続く雨音を聞きながら、恵はまだ余韻の中を漂っていた。
身体にかかっていた重さがなくなり、広げられた両足を広げたまま息を吐いている。

「これ、使ってもええか・・・?」
啓介が窓際に散らばっている洗濯物の中からタオルをとって聞いた。

(あぁ・・・)
恵はまだ意識が朦朧としていているのか、虚ろな表情で男を見上げていた。

「あっ・・・?」
義父の視線をたどると、自分のおへそからバストのあたりに白いものが飛び散っているのが見えた。

「すご・・・い」
指で触ると粘ついた感触に頬が熱くなる。

義父のザーメンが大量に放出されていたのだ。
まるで全身を犯されたような気がする。

「すまんな、汚してしもぉて・・・」
啓介が済まなさそうな表情でつぶやいた。

指ですくいとるようにして目の前にかざしてみる。
透明になった液体は義父の想いが弾けたものだ。
フッと、恵の口元が綻んだ。

「いっぱい・・・出したのね?」
いたずらっ子をあやす母親のような口調に、啓介も白い歯をこぼした。

上半身を起こし義父の手からタオルをとると、飛び散った液体を拭いていく。
ヌルヌルとした感触と共に、浴びせられた瞬間の熱さが思い出された。

拭き終わると散乱している廻りの情景が改めて目に写った。
シーツやタオル、シャツ等が窓際にクシャクシャになって散らばっている。

二人を結びつけるキッカケとなった突然の大雨の中、とりこんだ洗濯物。
あの白い布の中で恵と啓介は、絡み合うように愛し合い始めたのだ。

(あぁ・・わたし・・・)
義父に抱かれた実感が今更のように湧いてきた。

「どうせ、洗い直さなくちゃだめだし・・・」
タオルに染み付いたザーメンの跡をチラリと見ながら義父に言った。

「そ、そうか・・・」
照れくさそうな表情が何だか嬉しくなった恵は啓介の手をとり、引き寄せた。

「おっ・・・?」
戸惑う義父の声が可愛く思えて、クスッと笑った。

横たわった義父の熱い胸板に顔を摺り寄せる。
まるで仔猫のように。

「すごく・・気持ち良かった・・・」
ソファーの上で義父の温もりを感じながら幸せな余韻に浸っていた。

義父の匂いがする。
タバコと汗の匂い。

以前は大嫌いだった筈なのに。
今、胸いっぱい吸っている。

「あったかぁ・・い・・・」
義父の腕の中で温もりに浸っている。

愛する男に抱かれた幸せと、絶頂の後の心地良い疲れが全身を包んでいた。
ずっと秘めていた二人の想いを、禁断の果実の味を噛みしめている。

「お義父・・さん・・・」
愛する男の名を呼びながら恵の意識が徐々に薄らいでいった。

「だい・・す・・き・・・」
やっと言えた言葉を最後に天使は眠りについていった。


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