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Twin Guns 無敵の女刑事
【制服 官能小説】

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高嶋謙也の遺伝子-6

「お父さんには確認したの?」
「いえ、してません。あんな関係の人の事、聞きづらいですし。ただ健司は関東から出た事がないみたいな事を言ってたんで、やはり接点はないかと。ホント、謎なんです。」
「気になるわね…。」
マギーからは見えないがスモークガラスの向こうの若菜に視線を送る。
「山田優子の両親に当たってみるか…。愛媛かぁ、遠いなぁ。私はさすがに無理ね。誰かに行ってもらうか…」
若菜は森山をチラッと見る。
「あ、俺行きますよ!」
乗り気の森山だったが、若菜は言った。
「女の方がいいかな。」
「えー!?何でですかー??」
「父親はまだしも母親に話を聞くとなると男には話しずらい事もあるでしょ?だから。」
「なーんだよー、せっかく出張だと思ったのに!」
「アハハ、ごめんね?また別の機会にね?うーん、誰に行かせよう。マギーは捜査のリーダーだから無理として、華英ちゃんは健司が絡んでるからやめた方がいいし。彩香ちゃんに行って貰おうかな。」
若菜は彩香に電話をかける。
「あ、私。彩香ちゃん?今何してるの?」
「今ですか?そりゃあ上原さんに頼まれた目立と横芝の件を調べてるとこですが…」
「そう。お疲れ様。ところで今から愛媛に飛んでくれない?」
「は、はぃい??」
「愛媛に飛んで♪」
「い、今から…ですか…?」
「うん♪」
「(何かヤダなぁ、今から愛媛とか!遠いじゃん!)ち、ちょっと今日は用事が…」
「ある訳ないじゃん♪いつも仕事終わると寄り道せず真っ直ぐ家に帰るクソ真面目なつまらないライフスタイル送ってる彩香ちゃんが♪おまけに彼氏もいないし思い当たる用事、全然思いつかないんだけどー♪」
「(…クッ…!人の気にしてる事をよくもまぁズケズケと…)わ、私にだって用事の一つや二つぐらいあります!」
「じゃあ何の用事?」
「えっ??えっとぉ…か、買い物…」
「何買うの?」
「…よ、洋服…とか…」
「彩香ちゃん、休日も殆ど家に引きこもってるし、彼氏もいないからデートもしないし、服なんていらないでしょ?」
「…、…、…、た、たまには出かけるし…」
「どうせ服買っても彩香ちゃんセンスなくてダサいのしか持ってないんだから無駄よ、無駄♪今度私が一緒に行って選んであげるから、今日は愛媛に行って♪今夜はホテルでゆっくり休んで明日ちょっと捜査してくれればいいから♪」
「(どんなディスり方すんのよ!!)えーっ…」
何が何でも行きたくない彩香に若菜は必殺の一撃を与える。
「あーあ、マギーの頼みなんだけどなぁ…」
その言葉に彩香の目が見開く。
「えっ?マギー様の??」
「うん。彩香ちゃんが適任だって言ってたよ?」
「…新幹線ですか?飛行機ですか?」
「飛行機でいいわよ。愛媛の空港の水道からはオレンジジュース出るみたいだからいっぱい飲んできていいからさー。」
「マギー様の為ならオシッコがオレンジ色になるまで飲んで来ます!どんな捜査ですか!?」
「いいわねー、さすが彩香ちゃん!捜査内容はね…」
若菜は捜査内容を説明しながら思う。
(アハっ!たーんじゅーん♪)
と。電話を切った後、彩香はすぐに夕方の松山空港行きのチケットを予約し出張の準備をするのであった。
「何かまんまと上原さんの策略にハマったような気がする…」
彩香がそう思ったのは飛行機が松山空港に着陸した夕方18時の頃であった。


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