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Twin Guns 無敵の女刑事
【制服 官能小説】

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高嶋謙也の遺伝子-19

 「最近女さんとご連絡は…?」
 「たまに電話では話してました。東京に行ってからは一度も帰省した事はないですが…。」
 「西進不動産に勤めていた事は?」
 「いえ、知りませんでした。不動産会社に勤めてるとは聞いていたんですが…」
 「そうですか。」
ふと口にしたポンジュースの味わいを楽しむ余裕はなかった彩香の前に2階から青年が降りてきた。
 「あ、こんにちは…」
パジャマ姿のイケメンの青年だった。向こうから挨拶して来た。
 「長男の和也です。」
 「私、東京の警視庁から来ました神田彩香と申します。」
 「東京?なぜわざわざ東京から愛媛に?」
 「昨日起きた千城県の不動産会社爆発の件で。お姉様が勤務してる会社です。」
その言葉を聞いて友美も杏香と同じく驚いた。
 「えっ…!?あれってお姉ちゃんが働いてる会社なんですか!?お、お姉ちゃんは無事なんですか!?」
 「はい、無事です。爆発の時、現場にはいらっしゃらなかったので。」
 「よ、よかったぁ…」
体から力が抜けたかのような姿を見せた和也。こんなかっこうですみませんと謝りながら杏香と並んでソファに座る。
 「あの…、見解では事件の可能性が高いってニュースで言ってましたが…」
杏香が心配そうに聞く。
 「今、捜査中ですので詳しくはまだ…」
すると和也が積極的に口を開いて来た。
 「現場にいなかった姉の実家にわざわざ愛媛まで来ると言う事は、お姉ちゃんが何か事件に関与していると言う事ですか?」
 「それもまだ捜査中なので…」
そう言って和也を見ると、すっかり目が覚めた顔で少し攻撃的な表情を浮かべる。彼はは少し気が強そうに見えた。
 「そっちからはアレコレ聞かせろとわざわざ東京から押しかけるくせに、こちらからの質問には答えられない…、警察ってやっぱそう言うトコなんですね。」
確かに何も答えられない状況ではそう思われても仕方ない、彩香はそう思った。
 「申し訳ございません…」
謝る彩香に杏香が宥める。
 「和也、刑事さんだって言いたくても言えないの…そんな口きくものじゃないわよ?」
 「…すみませんでした。」
不服そうに謝る和也の態度よりも、そう言った時の杏香の様子の方が何か引っかかった彩香であった。
 (この人、何か言いたくても言えないような事、あるのかしら…)
どこか影を感じさせた杏香であった。


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