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美少女秘密倶楽部
【痴漢/痴女 官能小説】

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処女の値段-8

気配が自分の側で止まった。ゴクリと息を呑む。アイマスクに手をかけられ、少しずつ外されていく。徐々に視界が広がっていき、明るくなった目の前に立っていたのは、
「鈴香さん、お久しぶりです」
爽やかな笑顔で自分を呼ぶ神永龍司であった。



(うそ、龍司君。何で?)
数ヶ月前、いきなり自分のところに現れた一個下の少年、神永龍司。
初対面は最悪だった。だが正面から謝罪してきた彼を鈴香は許した。その後2人は学校の屋上で裸になりお互いの性器を弄り合いながら未知の快楽を貪りあった。そして未遂に終わったとはいえ初セックスまであと一歩のところまで行った仲である。
そんな彼がバスローブを着て目の前に立っていた。笑顔が眩しい相変わらずのアイドル顔のイケメンである。しかし鈴香はなぜ彼がここにいるのか訳が分からなかった。
「どういうこと?何で龍司君がここに」
周りに聞こえないくらいの声量で鈴香が尋ねる。
「父に聞いたんです。実は今日鈴香さんを落札したのは僕の父親でして。昨日の夜、父さんが酔っ払った勢いでつい僕の前で口を滑らせたんです。それで居ても立っても居られずに・・・」
鈴香と同じく小声で答えながらチラッと客席の方に視線を向ける龍司。おそらくだが視線の先に彼の父親が座っているのだろう。確か四葉不動産の社長だったか。
「僕の今までの貯金とかゲームや漫画とかコレクション等を売って集めた全財産でその権利を譲るように土下座で頼んだんです。父は難色を示してたんですが、僕が本気だとわかると笑いながら譲ってくれました。お前もようやく色を知る様になったかって」
その金額がいくらなのかはわからないが、一般家庭で育った鈴香では到底及ばないだけの額だったことは間違い無いだろう。ここでようやく夜雲が交代に難色を示していた理由が分かった。一度問題を起こして出禁扱いになってる彼をステージに上げたくなかったのだろう。
「それよりも鈴香さん、一体どうしたんですか?急にこんなショーに出るなんて。何だか鈴香さんらしくな・・・」
急に立ち上がる鈴香。と同時に龍司に抱きつき腕を彼の後ろに回すと激しいキスを交わした。いきなりのキスに思わずウグッとたじろぐ龍司だったが、それに構わず鈴香は舌を捻じ込みディープキスをかましていく。互いの舌が口の中で絡み合い、ヌチュ、ネチャ、と唾液が混じり合う音が聞こえてくる。


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