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先輩のセカンドバージンは僕のもの
【熟女/人妻 官能小説】

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甘い同棲生活E-1





今日は日曜日で、柚木は、亨と木綿子と遊びに出かける約束があった。
気づいてはいたものの先日ようやく、亨から付き合っていることを知らされたのだった。
時刻は十時頃。
加奈子は、白いシャツに、ベージュでニット素材の、体のラインが出るようなぴったりとしたロングスカートを身につけている。

玄関先で、二人に加奈子はぺこり、とお辞儀をする。

「ごめんね、二人に面倒見て貰っちゃって……」

「いやいや、正月会った時に水族館行こうぜ!って誘ったからさ。そしたら木綿子さんも行くって。木綿子さんとデートも出来て、大好きな柚木とも遊べて一石二鳥ってやつ?!」

がはは、と笑って柚木の頭を撫でる。
加奈子はつられて笑った。

「今日は、佐藤くんは?」

木綿子が尋ねる。
昨夜のことを思い出しーー少しどきっとしつつも、加奈子は笑顔を作った。

「ん〜。体調悪いのかな、まだ起きてこないの」

加奈子は三人を見送り、玄関の鍵を締めたあと、ため息をつく。
昨夜、行為を終えたあと、理央は自室に戻った。
それから、加奈子は見ていない。
加奈子と柚木が朝食をとっている最中、廊下で音がしたのは聞こえたから、おそらくトイレには降りてきたのだろう。

キッチンには入ってきていないから、昨夜から水も飲んでないことになる。
加奈子は水の入った五○○ミリリットルペットボトルを持って、二階へ上がった。
軽くノックして、部屋に入る。
案の定、布団の中に潜り込んでいた。

ベッドサイドの引き出しの上の、メガネが置いてある横にペットボトルを置く。

加奈子はベッドのふちに座った。

「りーお。具合、悪い?」

頭だけ出ていて、その部分を左手で加奈子は撫でる。

「……最悪」

具合は最悪らしい。ぷっ、と思わず加奈子は吹き出してしまった。

「お水置いとくよ。柚木は、さっき木綿子ちゃんと亨くんと出かけたから。あたしは特に予定ないけど、買い物とか行くかもしれない。そのときは連絡入れておくから。ゆっくり寝てなさい」

加奈子が立とうとした時、布団の隙間からにゅっと手が出てきて、加奈子の左手が掴まれる。

「まだ行っちゃやだ」

「ーーもう。どうしたの。あたしだって、昨日相当、恥ずかしかったんですけど?」

自慰行為を見たせいで、衝動的に加奈子の体を乱暴に扱ったのだ、ということくらいはさすがにわかっていた。

ーー気になったのは、ずっとこうしたかった、と言っていたことだ。

加奈子は布団をそっと剥がして、理央の横に横たわる。
理央とようやく、目が合った。

薄暗い中で、くりくりとした目に見つめられる。

「……普段しないのに、見られちゃうなんて。しかも、おばさんのなんか色気なかったでしょ」

「ばか……。あんなに理性飛んだのに、本気で言ってる?」


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