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義娘のつぼみ -背徳の誘い-
【ロリ 官能小説】

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プロローグ-2

 彼女は続けてパジャマ代わりに着たTシャツの袖から両腕を引き抜き、襟元を掴んで引き上げた。まだ皮下脂肪の少ない細い腰と、薄いグレーのスポーツブラに覆われた小さな膨らみが露になる。

「ちょ、ちょっと待って、茉由!」

 義娘の突然の行動に、武司はベッドから腰を浮かせて狼狽(うろた)えを見せる。

「なにするんだ、早く服を着て……」

 そんな言葉に耳を傾けることなく、茉由は続けて下に履いた短パンも引き下ろして脱いだ。まだ充分に発育していない腰回りに、ブラと揃いのショーツを纏っている。

「パパ見て。わたし、もう大人だよ?」

 下着だけになった茉由は頬を赤らめながら、彼に自分の身体を誇示する。

「もう生理だってあるんだから、赤ちゃんだって産める」

「茉由……」

 本当なら、まともなちゃんとした大人なら、ここで彼女の行いをはっきりと止めるべきだろう。

 だが、彼女のその真剣な眼差しに、武司は戸惑いを感じずにはいられなかった。彼は心の何処かで、このまま彼女を受け入れることを望んでいた。

「だから、わたしがママの代わりになってあげる。パパの奥さんになって、パパの赤ちゃんを産んであげる」

 妻がいなくなって約ひと月、武司が淋しく独り寝を続けている寝室のダブルベッドの脇で、娘はそう言いながらスポーツブラとショーツをも取り払った。

 目の前に、十三歳少女の一糸まとわぬ姿が晒された。彼女は顔に恥じらいの表情を浮かべながらも、胸元や股間を手で覆い隠すことはしない。彼の目は釘付けになった。花に例えるならば、花びらを開く前のまだ蕾の状態ような、尊くも儚いその裸体に。

 成熟した女性ほどの脂肪は付いておらず、まだ肉付きのよくない胴体と手足は細く華奢で、軽く触れただけで脆く崩れ落ちてしまいそうだ。胸はまだ膨らみかけたばかりといった様相で、その頂(いただき)には小さな薄桃色の突起が佇んでいる。ほとんどくびれのない腰のためだろうか、全身が幼児体型を留めている。下腹部のさらに下、細く引き締まった腿の付け根の部分には、恥毛はほとんど見られず、ほんの短い切れ込みがあるのみだ。
 全裸の少女はベッドに両手をついて、そのまま這い上がった。ベッド内部のスプリングが、ギシッと軋む。

 彼女は膝立ちのまま、シーツの上を這って武司の元へ近づく。その様子をただ茫然と目で追いながら、彼は再び力なくベッドに腰を下ろした。

「パパ……ママとしたみたいに、わたしとも、して?」

 父親の横に陣取ると、娘はそう言った。
 彼女の顔は上気し、潤んだ瞳で彼を見つめるその表情(かお)は、もはや少女(こども)ではなく大人(おんな)のそれだった。

「――いいのかい? 本当に?」

 武司は小声で尋ねる。だが相手はまだ未成年の、いたいけな少女である。こんなことは、いけないことだ。決して許されることではない。理性ではそう理解(わか)っている。それなのに――

「……うん」

 消え入りそうな小声で、茉由はコクリと頷いた。

「パパと……エッチしたい」

「茉由――」

 彼女の身体をそっと抱き寄せ、優しく口唇を重ねる武司。

 まるでゼリーかグミのような、プルンとした少女の口唇の柔らかい感触が、彼の口唇に伝わる。

「ん――んふっ」

 目を閉じて義父に身を委ねる娘の口元から、甘い吐息が漏れた。

 彼女にとっての、ファースト・キスだった。

 もう、引き返すことなど出来ない、出来るわけがない。武司は心を決めると、茉由の細い身体をゆっくりとベッドに横たえる。そして、自分も着衣を脱ぎ去り、彼女にその身を重ねた。

 熱を帯びた少女の肌の感触を、彼は全身で感じた。シャンプーと石鹸の甘ったるい香りと、微かにツンとした汗の匂いの混じった茉由の体臭が、武司の鼻孔を刺激した。

「パパ、パパ……大好き」

 茉由はうわ言のように言いながら、彼の筋肉質の背中に両腕を回した。

「俺もだ、茉由。――愛してる。これからも、ずっと一緒だ」

 彼女に応えるように、武司もその細い身体を抱き締める。スベスベで弾力(はり)のある、まるで絹のような少女の柔肌が紅潮し、ほんのりと桜色に染まった。

 ああ……この時間(とき)が、永遠に続けばいいのに――彼は願わずにはいられなかった。心の片隅にわだかまる、ほんの少しの背徳感と共に。


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