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Twin Guns 無敵の女刑事
【制服 官能小説】

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消えた西進不動産-6

5分ほどで救急車が到着した。
「大丈夫ですか!?お怪我は!?」
1番ダメージが大きい若菜を休ませて華英が対応した。華英は警察証を見せる。
「私達は警察です。擦り傷程度です。まず総監をお願いします。」
華英の言葉に救急隊員が驚いた顔をする。そして白澤に介抱されている女性に目を向ける。
「えっ…!?」
若菜の事を同然地元で知らない者はいない。だが警視総監が普通に目の前にいる事が信じられなかった。そしてすぐに警視総監が負傷していると言う緊迫した事態に気付く。
「だ、大丈夫ですか!?意識は…?」
若菜の元へ急いだ救急隊員。しゃがんで顔を覗き込む。
「多分大した事ないと思うけど、爆発のせいで頭ん中がキーンてするかな。」
取り敢えず意識はしっかりしているようで安心した。
「では病院で検査の方を!」
「警察の応援が来るまでまって?あとオニーサン、悪いんだけど私達以外に誰か負傷した人がいないか確認して欲しいの。いたら私達よりも優先して。」
「か、畏まりました…!」
若菜が心配だが警視総監様の指示だ。他の救急隊員に声をかけ誰か怪我人がいないか確認するよう伝えた。

「やられたわね。証拠隠滅ならこれが1番手っ取り早いってね。」
燃え盛る西進ビルを恨めしそうに見つめながら若菜は言った。火の勢いからして中のパソコン、机などは全て焼き尽くされてしまうだろう。それを指を咥えてみているしかなかった。
「証拠隠滅?」
白澤が聞いた。
「そう。わざわざ慌ただしく荷造りしてすっからかんに持ち逃げするなら爆発させて全て消しちゃえ的な。手間省いたんてすよ、多分。重要なモノはしっかり持ち去ったんでしょうが、どこから足がつくか分からないからもう丸ごと吹き飛ばしてチリにしちゃえって感じでしょう。もしくは…おまけに私の命も狙ったとか。」
「これは計画的に爆破されたと?」
「私達が到着する頃に偶然爆発が起きるとか、出来過ぎでしょ?予めこの時間に到着する情報を持ってて狙ったのよ。証拠隠滅にもなり、運よくば私達も消そうって言う悪意がプンプンするわ?まぁそれだけ私達が邪魔だったって事だし見つかっちゃ都合の悪い事があったって事。むしろ西進不動産が事件に大きく関わってるってのがハッキリしたわ。支店長誰だっけ?永妻?くっそー、永妻のヤロウ、絶対許さない!私の自慢の髪の毛をこんなにチリチリにしてー!あーんもう、ムカつくーっ!!」
若菜はそう言ってチリチリになった髪の毛をガーッとかき乱した。


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