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Twin Guns 無敵の女刑事
【制服 官能小説】

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消えた西進不動産-4

白澤は若菜を仰向けにし上体を抱き上げる。
「上原さん!上原さん!大丈夫ですかっ!?」
必死に呼びかける白澤。ようやく状況が飲み込めた華英も泣きそうな顔で若菜の体をを擦る。
「若菜さん!若菜さん…!」
メイクをしなくても美しい若菜の顔は煤で黒く汚れていた。苦しそうな表情で若菜はゆっくりと口を開く。
「大丈夫…、何とか…ね。」
辛そうに目を開ける若菜の視界はぼやけていた。が、次第に焦点が合って来た。
「良かったぁ…」
白澤と華英は安堵の表情を浮かべる。と同時にようやく擦りむいた手足の痛みを感じ始めた。
「2人とも、無事?怪我は?」
「私は大丈夫です。」
やはり煤だらけの顔で答える白澤。
「私もです。擦り傷程度。」
若菜も安堵の表情を浮かべた。
「しかし…、何なのよ…!私は一体何回爆発に遭わなきゃなんないのよ!?これで3回目?4回目!?こんなに爆発に巻き込まれるの、私かジャック・バウワーぐらいよ!!」
急に威勢よく苛ついた声を吐き出した。
「吹き替え版の24のジャック・バウワーと、ウォーキングデッドのダリルの声って、同じですよね…。」
華英がボソッと言った。
「そーよね!私も思った!あの口調、いいわよねー。痺れちゃう!」
「私もですー!」
「えー?華英ちゃん、海外ドラマ好き??」
「はい。24とウォーキングデッドは特に!」
「えー!?そうなのー?何だぁ、そうだったんだー。今度ご飯でも食べながら語ろうよー!」
場違いに盛り上がる2人を白澤は頭の中にハテナマークをたくさん浮かべてポカンとして聞いていた。
「ご飯の前に、石山さんに電話してもいいですか…?あと消防車とか救急車とか…。」
「そ、そうね…。」
我に返れば爆発の影響か耳がキーンと鳴り、少し頭が痛い。
「まず石山さんに…」
「いや、まず消防署に電話して?それから石山さんに。火が燃え移ったらマズいから。隣人の方達に怪我人、いなそう?出来れば今すぐに確認して回りたいトコだけど、私達がこんな状態だから応援をよこすように。」
「分かりました。」
華英はまず消防署へ電話をし、その後石山に連絡した。
「ほ、本当か!お前ら、無事なんだな!?」
「はい。若菜さんも何とか。」
「今すぐに応援を向かわせる。いいか、体を動かさず大人しくしてるんだぞ!?」
「分かりました。」
電話を切ると西進不動産が爆発し、3人が負傷した事が各署員に伝えられた。県警本部に緊張が走る。まさかの2度目の西進不動産爆破事件に慌てて現場に急行するパトカーのサイレンが街に鳴り響いた。


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