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美少女秘密倶楽部
【痴漢/痴女 官能小説】

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ライブ配信-1

「ライブ配信?」
4月下旬。S女学園中等部バスケ部の部室で速水加奈は同じバスケ部の同級生佐々木薫に聞き返していた。部活終わりで2人ともに汗だくの状態でタオルでバタバタと風を扇いでいる。
「そっ、ライブ配信。私たちだってもう中2なんだし、そろそろ自分たちの魅力?って言うか若さ?を武器にお小遣い稼ぎとかしてもいいと思うんだよね」
ツインテールで丸い顔の薫とは小学部の時からの友人で定期的に互いの家に泊まりに行くほどの仲良しだ。そんな仲の良い友人でも、彼女の口から出てきた言葉に加奈は疑いの目を向けずにはいられなかった。
「私、そういうの苦手なんだよねー。顔も名前もわかんない人と一方的に何話すのよ」
加奈も動画配信サイトなどでそういう番組を目にして面白いと思った事は何度かあったが、自分が視聴者ではなく配信者でやるとなると訳が違う。
「こんばんは、とかみんな元気?みたいな適当な喋りでもなんとかなるんだってさ。顔フィルターで可愛いスタンプとか掛けておけば顔バレもしないし、何よりそういうのって若ければ若いほど需要があるんだって」
「若ければって、相手ロリコン確定じゃん」
自分の胸を庇いながら嫌そうな表情を見せる加奈に、
「うん、そうだよ」
サラッと肯定する薫。
「そこは否定しなさいよ」
「大丈夫だって。直接会わなければ相手何もできないし、それにただ喋るだけでお小遣い貰えるなんて超良くない?加奈だってこの前、ウィンターマンの新作Blu-ray欲しいって言ってたじゃん」
大好きなアイドルグループの名前を出され、うーんと心を揺さぶられる加奈。ここ数日、グッズが大量に発売され貯金と小遣いはとっくに底をついていた。少し前に姉の鈴香にも借金をしており、再び借りる事はまず不可能だろう。母に小遣いの前借りを頼んでも何に使うか聞かれたら絶対にダメと言うに決まっている。


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