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忘れさせてあげる
【ロリ 官能小説】

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side おさむ 4-1

夜11時過ぎ
LINE通知が来る
確認してみると優美からだったのをみて
複雑に思うおさむだった

(ん? ゆみちゃん…)

「起きてる?」

「いつも通りパソコンの前に座ってる」

「そ、そうなのね」

「今日は…なにか?」

「あ…うん…明日は全員で行くから…旦那も」

「うん ゆきちゃんから聞いた
 それと…ゆいちゃんサンドイッチ 10人分作ることになるようだけど
 大変そう」

「優依…サンドイッチ わたしも手伝うから うん」

(優依のこと話すの聞いてると…胸がちくっとする)

「それで…旦那がおさむくんと会話したいって言ってるけど
 へいき?」

「うーん パソコンの前でなら可能 空書は読めないだろうから」

「あ そうよね 足で書いてるのは慣れてないと読めないね」

「今のところ すらすら読める人 ゆきちゃんとお母さんぐらいかな」

「そうなんだ ゆきちゃんも色々介助してくれてるの?」

(優依だけじゃなくて…ゆきちゃんもなの?)

「うん 1ヶ月になる」

「優依ともそれくらいからよね?」

「うん ゆきちゃんがきっかけ」

「な、なにが…きっかけなの?」

「それは言えない」

(言えるわけない 性教育がきっかけなんて)

「どうしても言えない?」

(なにがあったの? 気になるじゃない…)

「うん 言えない」

「そ、そう…それで…優依とはじめて会ったとき」

「うん?」

(はじめて会ったとき…ゆみちゃんに似てるっておもったこと?)

「優依を見て…わたしのことを?」

「娘だとは思わなかったけど…ゆみちゃんに似てるって
 顔みたとき…つい・ゆみちゃんって呟いてしまった
 ゆいちゃんたちにはつぶやきは聞き取れてなかったけど
 好きな子に似てるとはいった…」

「わたしのこと ほんとにずっとだったんだね」

「でも…最近は…ゆいちゃんのおかげで落ち着いてる」

(そんなこと言われると…)

「そ、そう…今はもう…あの頃のわたしより…優依を?」

「そうなるかもしれない
 片想いより…受け入れてくれる人がいるってことの方が」

「ずっと わたしに片想いしていたんだもんね」

(ごめんね おさむくん)

「うん そろそろ寝ないと明日はゆみちゃんも忙しいでしょ」

「あ うん おやすみ」

「おやすみなさい」

おさむとのLINEが終わって
優美は隣で寝ている旦那と娘の顔を見ながら

(わたし…ひどいね 娘に嫉妬してる…
 おさむくんのこと受け入れてなかったのは…わたしなのに
 優依にとられたと思うと…)

「ふぅ…」

一つため息ついたあと
就寝する優美だった


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