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母娘淫乱調教―レモンティーな朝焼け―
【調教 官能小説】

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第二十七章 Pホテル-2

カランとグラスの中の氷が音をたてた。

竹内はタバコを指に挟んだまま口に運んだ。
ゴクリと太い喉をならす男は、胸に込上げる達成感をゆっくりと味わっている。

その満足そうな表情が香奈子の苛立ちをつのらせていく。

「ひ、ひどい・・・」
か細い自分の呟きが涙を誘うのか、切れ長の瞳が潤みがちに光を散乱させ始めた。

(どうして・・・こんな男に・・・)
ラウンジで会ってから、同じ想いが何度もよぎっていた。

熊のような大男には繊細さのかけらも無い。
夫の古くからの友人だというから我慢していたのだが、初めて会った時から醜い容姿をおぞましく思っていた。
しかも卑劣な策略を用いて夫の留守宅に家に上がり込み、香奈子を襲ったのだ。

握り締めているハンカチがワナワナと震えている。
相手の顔を見る度に、怒りとおぞましさが込上げてくる。

(こ、この男に・・・)

犯されてしまったのだ。
夫以外の男とはキスさえした事がなかったのに。

『いやっ・・・いやぁ・・・・』
香奈子も泣き叫びながら、必死に抵抗していた。

(なのに・・・なのに・・・)
圧倒的な力の前に屈した身体は男を受け入れてしまう。

『あぐぅっ・・・』
ブズブと入っていくペニスの熱い感触を拒むどころか、待ちわびるように眺めていたのだ。

媚薬を飲まされていたせいだとは知らない香奈子は、そんな自分が許せなかった。
強いショックが理性を揺さぶり、更に不条理な官能に溺れさせていく。


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