投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

ボクと綾女さん -ある思い出話について-
【その他 官能小説】

ボクと綾女さん -ある思い出話について-の最初へ ボクと綾女さん -ある思い出話について- 0 ボクと綾女さん -ある思い出話について- 2 ボクと綾女さん -ある思い出話について-の最後へ

ボクと綾女さん -ある思い出話について-(2023/08/07)-1

今思い起こしてみると・・・、
ボクがお風呂を出て脱衣場で体を拭いている時、
綾女さんもその場にいることが多かった。

「ちゃんと拭いてね。
 シャンプーは切れてなかった?」

綾女さんはよくそう言いながらしゃがみ込んで、
足元付近にある戸棚のチェックをしていた。

綾女さんはボクの親戚。
たしか、今35才だと思う。

ボクは小学5年生の時から綾女さんの家に預けられている。
理由は、両親が海外赴任に行ってしまったから。

預けられてすぐはちょっと寂しかった。
でも、綾女さんは一人暮らしだったからか、
ボクが一緒に暮らすことになったのが嬉しかったらしく、
ボクにとても優しくしてくれた。
なので、綾女さんの家での暮らしにはすぐに慣れた。

綾女さんからは、
「名前で呼んでね」と言われているので、
ボクは普段「あやめさん」と呼ぶようにしていた。

で、そういうボクは、今、中学2年生。
名前はトオル。
ついさっき、夏の林間学校から帰ってきたところ。

かなり汗ばんでいたのでシャワーを浴びようと思い、
お風呂場の隣にある脱衣場へやって来たところだった。

ボクは服を脱ぎながら、
綾女さんとのこれまでのことを思い返していた。

*     *     *


ボクと綾女さん -ある思い出話について-の最初へ ボクと綾女さん -ある思い出話について- 0 ボクと綾女さん -ある思い出話について- 2 ボクと綾女さん -ある思い出話について-の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前