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始まりは保健室から!
【ロリ 官能小説】

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文化祭の出会い-5

職員室の角を曲がり、先生が一人も残っていないのを見ながら、「実行委員任せってのもね、自主管理っていった人手不足なのかな?」等つぶやきながら玄関を通って、ピロティ先にある別校舎、の保健室に近づいていくと……
「……、……、あん」
「いたく……、だい…………」
「イ……もっと………………」
なんだか嫌な気になってくるあやかだ、おどおどしながら足音に気を付け、そーーっと部屋に近づくと、その声がはっきりと聞こえるようになってきた。
「ごめん、またいっちゃうかも」
自然と漏れる嬌声を押さえることができず、コクンコクンとうなずく百合子は、初めてだというのにその快感に溺れ始めていた、ママもパパもずるい、オナニーなんか比べ物にならない、肌を合わせるってこんなに素敵なことなんだ、
「イクッイクッ」
絶頂に達しながら、二人は舌を絡めあい愛し合う、もはや破瓜の血は精液と混じり、ベットにこびりついていたことで、少女がさっきまで生娘だったことのあかしでしかない、そのあとも結合部から滴る泡立ったザーメンと粘液が彼女がすでに女になったことを雄弁に騙っていた。
その行為の一部始終を泣きそうになるのを手でこらえ、見つめる姿があった、毎日暮らす百合子に見間違えるわけないし、ぞっこんになっている男のことも見間違えるわけもない、それなのに全力で現実をリアルを否定する彼女の脳、お腹の子が、もしこの子が本当だとしたらどうしよう、妹の身体だって心配だ、私たち二人に性感染症は心配ないと思っていたけど、本当だろうか? それよりこの二人の行為は避妊具を使っているとは思えない、賢い娘だからきっと何か考えのあってのことだといいけどそれでも心配、お母さんに知れたら何いわれか想像もつかない、それは私だって同じ、セックスに溺れ妊娠したかもしれないというのに、堕胎より現状に流され産むことを淡く期待してしまっているの、それなのに確かに私の妹のことを彼には話したことがないといっても、たとえ偶然だとしてもなんて神様はざんこくなのだろう、よりによってこんなことになるなんて……
今ここで扉を開け二人の関係をばらしてしまえば、彼の人生をめちゃめちゃにすることはできる、もうすぐ12歳になる未成年をたとえ合意があったとしても抱くのはいけないこと、でもそんなことをされたいもうとはどうなるというの? 妊娠しているなんてことなんかになったら、妹はまだ11歳なんだよ! 心で叫んで脳で現実を否定したところで、目の前の事実は変わりっこない、妹と彼はセックスしたってこと、そこからあたしが裏切られたというのはあたしの中のあやかの真実だ、でも妹がわたっしを裏切ったというのをあたしの真実にしてはいけない、彼女はあたしの妹なのだ、私が守ってあげなければ誰が彼女を守ってくれるというの? 今ここでできることは彼らに知られないようこの場をそっと離れることだけだった。


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