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EACH-DESTINY
【ファンタジー 恋愛小説】

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EACH-DESTINY〜2nd〜-1

「うら〜ら〜ら〜ら〜ら〜」
俺は霊安室から飛びだした

「泣くな!!梅宮ことマイステディ!」
カッコイイ!!
我ながら最高だ!

「…………」
ん?なぜの沈黙?
「おい、どうした?慧圖も、匡輔だよ〜ん……エンガチョ〜」
ちょっと古いかな

「ぎ…ぎゃあああああああああああああああああああああああ!!!!」
ええ!?
悲鳴!?
しかもあちらこちらから
なんだね人を化物みたいに
「化物ぉぉおおお!!」
えええええ!?
俺化物!?
あっ…そうか
生き返ったんだった
忘れてた
「テへッ」
「はあああああああ!?」
あぁなんか数名倒れてるし
ここ病院で良かったね
俺のおかげ

「おい!匡輔か?ホントに匡輔なんだな?」
「しつこいぞ慧圖君!当たり前だろうが」
「んなっ……ブクブクブク…」
あっ倒れた
「匡輔ぇ…」
「梅宮………Good evening!!」
「ギャアアアアア!!」
えええええ!?
Goodeveningで倒れた!!





その後なんとか皆を起こして医者に見てもらった

「まったく信じられん」
「俺も信じられん」
「こんな例今までにはないぞ」
「ふむ、やはり天才か」
「頭とか痛くないかい?」
「心が痛いです。病名はハッキリしてるんですが……」
「なんだね?」
「恋の病です」


俺は病院を追い出された
まったくあのヤブ医者め
保険金よこせ


「匡輔」
「おお慧圖君」
「いやぁまさかお前が生き返るなんてな」
「うむ、俺もビックラこいた」
「体は大丈夫か?」
「もちよもち、ほらこんなに」

俺は落ちていた空き缶をけっとばした

「カーーーーーーーーーー…………」

「…………え?」
斜め上にけりあげた空き缶は落ちて来なかった
「ええええええええええ!?」


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