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先輩のセカンドバージンは僕のもの
【熟女/人妻 官能小説】

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秘密の社員研修A-1




絶頂を迎えた後湯船に浸かり、罪悪感を持ったまま、ぼーっとしていた。
すると、佳織に折りたたみ式のドアの外から声をかけられた。

「ーー大丈夫…?結構長く入ってるみたいだけど」

「あ、あぁっ、すみません、ちょっと考え事してて」

ザバッと、音を立てて起き上がるようにした後、声を出した。

「そう。それなら良かった。お酒飲んでたからのぼせてるかと。お風呂上がったら水分たくさん摂ってね」


(最悪……本間さんにまで心配かけて……)


髪の毛を拭きながら、自分の服を持ってリビングへと向かい、それと交代に理央がバスルームへ向かった。
佳織はソファーの端に座っていて、その右隣に座るよう促される。
心配そうに、佳織は顔を覗き込んだ。

「大丈夫?何か気を遣わせちゃって、疲れた?」

「あ、いえ……そういうわけじゃないんです。本当、考え事してただけで」

「そう。お茶、飲んで?たくさん浸かってたから飲んだ方がいいよ」

佳織がグラスにお茶を注いでくれ、加奈子はそれを受け取ると、半分くらい飲み干す。

「下着とかも……ありがとうございます。クレンジングオイルも使わせて頂きました」

「そんな畏まらないで。あたしが泊まるよう引き止めたんだからいいのよ。体調は悪くない?」

こくん、と加奈子は静かに頷いた。
加奈子の元気がなさそうな表情に、佳織が「あたしには言えないことかもしれないけど」と前置きして尋ねる。

「考え事って佐藤くんのこと、とか?」

「そう……ですね」

加奈子は苦笑いして答えた。
それ以上何を言っていいかわからなかったが、加奈子は佳織に少し甘えてみてもいいだろうか、と思った。

「あの……あたし、失礼なこと……承知で言います。佐藤くんから……本間さんとのこと、伺いました」

「ん?あたしとのことって言うと…?」

佳織はビールの注がれたグラスを手に取り、再び加奈子の方を見て、首を傾げて聞く。

「去年の……出張の時のこと……です。本間さんに、武島くんと乱暴したって……」

「そう……」

少しだけ佳織は口にビールを含み、ごくん、とそれを喉を動かしながら飲み込んだ。
先程まで加奈子を見ていた佳織は、目を伏せる。
その憂いのある表情を、加奈子はじっと見つめた。

「さすがにそれは、知らないと思ってた。どんなかたちであれ自分の男と関係を結んだ女と、積極的に食事したいなんて思うと思わなくて。ごめんなさい。気を遣ってくれたのよね?」

「違います。食事したいと思ったのは本心です。本間さんと話したかったんです。勿論、責めたいとかそういうのではなくて」

「彼らは乱暴したって……特に佐藤くんは、未だにそう言うし、だから、多分あなたにもそう言ってるんだと思うのよね。そりゃ、多少は強引だったと思うけど、夫を亡くしたあたしにとっては久しぶりのセックスで、無くてはならないものだったとも思ってるの。心の底から傷つくような、中村さんが想像するような行為とは違う。だから、今でも武島くんも、佐藤くんも大切な後輩です。
そこは誤解しないで欲しい。さっき、二人でお風呂に入ってきたら、って提案したのも、あなたが純粋に、他の女と二人きりになることを嫌がるんじゃないかと思ったからで、佐藤くんに乱暴されるかもしれないとか、そんなことは少しも思っていません」


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