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カルト教団
【ファンタジー 官能小説】

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カルト教-7

カザミの所に夕食前に部屋へ来るようにと、カウンセリングの連絡をやった。
水信者が出迎え、入れ違いに外へ出て、鍵をかけていく。
カザミはとじこめられたのかと、あせっているようだ。
「心配は、邪念から湧いてきます。錠はあなたを閉じ込めるとは限らないのですよ、外の信者の誘惑を断ち切るためのものなのです」
テーブルの向かいを指し示す。「座りなさい」
上には、食堂の粗食とは段違いの食事が用意されている。
「これは?」
「あなたとのディナーです。 ここへ来て、そろそろ恋しくなってきた頃でしょう」
欲しそうな顔が見える。
「俗世間とのお別れをしましょう」 二人で食べた。
その後で、カウンセリングを始めた。
「何か気になることはありませんか」
「はい。朝のポーズで、あの青色の方に教えていただくのですが、体を触られます」
「それが恥ずかしいのですか」
「はい」
「それでは早くポーズを習得することです。触れ合うことにも大きな意味はあるのですよ。
性とは人間の本質的な存在理由であり、欲求なのです。
執着はいけない、だが欲求を認め合い触れ合うことは、人間本来へ立ちかえる機会でもあるのです」
乳房に触れた。「気持ちいいでしょう。この喜びをもらえることに感謝し、あげられるよう祈るのです。そのようになれば、心もみせられるようになっていきます。さあ、キスで返して」
カザミがかすかに震える。
「あの方はドウツ。教団の信者長なのです。たしかに気持ちをおろそかにしがちな所があります。気をつけたほうがいいかもしれませんね」 批判に聞こえないように言うのが難しいところだ。
「あなたは周りをよく見て判断することが求められているのですよ。これからも何かあったらどんどん私に相談しなさい。
長衣を脱がせていくと、乳房に吸い付き、それから下に指を差し入れた。またカザミが震える。
≪なぜ震えるのだ≫ 記憶の中へ入って行った。
この女は知り合いの男に強引に犯されている。
この女は自分の行動が、思う以上に他人を動かしてしまうことがわからないのだ。誤解した男が愛の行為に走っても、この女にはレイプされたとしか理解できないのだ。
『男は怖い』それが意識に焼き付けられ、奔放に遊ぶ妹を責めてしまう。それも心配だからなのに、他人には理解されない。
男性恐怖症。
だからこんなに美しいのに、ほとんど男の経験がないのだ。
だから見苦しく装っているのだ。
≪では、私が癒してあげよう≫ ゆっくり、そして優しくカザミにふれてやる。
「さて、話し合いというものにはいろいろな衝動を抑える効果があります。それらから解放されたとき、霊的なものが見えてくるのです」ひとつひとつ説明していった。
しばらくして、ひと段落ついたところで、「話は休憩にしましょう。ところで、ポーズは習得しましたか。あなたは『橋』が苦手でしたね」
手をついて腰をあげさせる。頭を後ろにそらせた。
「こわいですか」
「すこし」
「確かにあなたの体を狙う者はいるでしょう。でもどれほどいましたか。あなたの周りのほとんどは実は優しかったはずです」
「そうなんですか」
「この人は私の自由を奪いに来た。この人は体を奪いに来た。この人は私の心を蹂躙しに来た。気づかないうちにそんな対応をしていると、人同士のバランスはどんどん崩れていきます。 性は根本的な分、気付かないような思考にも深く関係していくのです」
「教祖様に襲われると?」
「私が襲わないのはもうわかってるでしょう。一緒に喜び合いリラックスするのです。 だけど今はその時間ではありません。あなたは私の中の神を見ようと努力するのですよ。私はあなたの中の悪魔を見つけます。それが修行の、カウンセリングと言ってもいいですが、その、次の段階です」
腰の下に手を差しのべて、もっともちあげさせる。下腹部の丘が、せりあがってきた。
ふくらみの中に花弁が二枚つき出ている。足の付け根に手をやって左右に広げると、花弁が割れ、奥がさらされた。
女はすべてがまる見えなことに動揺している。
私はゆっくりひと回りして眺めると、頭の横に座った。 「怖くないですよ、嫌なことはしません」眠くなるような声で言った。
そして口にキスをした。そのまま天を仰ぐ胸にさわる。
女が声を上げる。
手を下ろして、下腹部にさわる。
「この交わりは、神との交わりです。ただ一心に祈りなさい。喜んで受け入れるのですよ」


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