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カルト教団
【ファンタジー 官能小説】

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カルト教-10

いっきに三番目の位です。今までは、この色は教祖の秘書のようなものだと思っていました。実はそうではなさそうです。
ドウツは私の濡れた体に抱きつきました。
「やめてください」
何を言おうと関係なく、私の中に押し入ってきます。
「あなたはこれから私の言うことだけを聞くのです」 乳房につかみかかり、犯しました。
「はい」というしかありませんでした。≪これが悪魔との契りなのか≫
しかし私とドウツの間には、本当に薄い幕一枚の隙間がありました。教祖様にいただいた、神の領域です。
「あなたは教祖から目をつけていただいている。そばに使えてよく観察しなさい。そしてその行動を私に話しなさい」
「何に注意すればいいのかわかりません」
「全てです」
私は声をあげてうめきました。ドウツはそれを満足そうに見ながら、私の中に入れ続けました。それでも悪魔との隙間は空いているのです。
「特に書物などに注意しなさい。そうすればまた良くしてあげますよ」
「はい」 早く体を洗いたいだけでした。
救いのはずの信仰はここにはありませんでした。―――

「あらゆる誘惑を知って、それに対処する方法を考えましょう」話し終えたカザミに、私はそう言うしかなかった。
それからは常に手元にいさせるようにした。
しかし、そうすると、他の人間関係にひずみができてしまう。ただひとり横に座らせてもらえる彼女が気に入らないのだ。
周りの女信者からは時々嫌がらせを受けているようだ。表立ってはしない、回りくどい陰湿ないじめだった。
「教祖、水信者からの請願をうけています。あなたがカザミにばかり関わっているのではないかというのです」ドウツから苦情が来る。
「今、カザミは繊細な時期なのです」
「今まではこんなことはありませんでした。まさか執着の禁に冒されてはいませんか?」
「わかってやっているのです。あなたが早く水色に昇格させてしまって、さらに混乱しているのです」
「私の責任だと?」
「いや、そんなことは言っていない。あの女の闇がそれほど奥深いのです」
「教団の運営は任されている、私が教育しましょう」
「まだカウンセリングも終わっていません。私がそこまで引き続き教えます」
「そうですか。いつでも替わりますよ」 引き離すのが目的ではなかったようだ。逆に揺さぶっておいて、執着させたいのだろう。
次の日から、時々ドウツに「いらっしゃい」と言われ、用事をしながら、時に抱かれているのがわかる。
「教祖様に言ってもかまいませんが、あの方を煩わせるだけで、お勧めしませんよ」と釘を刺されていた。
確かにどうしようもなかった。今でも他の水信者からはひいきしているようにみられている。これ以上には手が出せなかった。

何か月かたつと、カザミのカウンセリングの回数も減ってきた。
他にも水色の信者はいる。それ以外の女信者もいる。いくら特級品でもカザミとの夜は時々になっていった。
それでも彼女は秘書としての有能さも見せた。それでお勤めの時間以外の昼間は横に座らせ、仕事をした。
カザミは妹のことは忘れていないようだが、ほとんどあきらめている。近頃は探索もしていなかった
次の日カザミが暗い顔でやってきた。
「どうしたのかね」
「はい教祖様。私は遊興に売られてしまいました」
「そういう呼び方をしてはいけません。何があったのか言いなさい」


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