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あの夏の思い出
【ショタ 官能小説】

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思い出-8


夏休みが明け、久しぶりの学校。周りのクラスメイトは海に行ったとかキャンプをしたとか、中には海外に行った者もいた。だが僕ほどこの夏休みに一皮剥けた小学生はいないだろうと思っていた。誰にも話す事はなかったが、あの夏は僕を大人にしてくれたのだった。

その翌年、中学1年になった僕は再び夏休みに祖父母の家に遊びにいった。家に着いてすぐ僕はお姉さんの家に向かったが、そこにはもうお姉さんは住んでおらず別の住人が暮らしていた。図書館にも行ってみたが、お姉さんはいなかった。途方に暮れた僕は、近くの公園で1人泣いていた。

そしていつのまにか20年以上が経っていた。
お姉さんのことはほとんど覚えていない。顔も名前も例のアパートの道順さえもう朧げにしか記憶にない。思い出そうとしても僕の古い記憶はフィルターがかかったように断片的にしか引っ張り出すことしかできない。もう後何年かしたら、それすら忘れてしまうだろう。
それでも僕は時々あの夏の事を思い出す。わずか1週間の狭いアパートで起こった特別な密会の日々を。


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