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人妻ハメ好きの友人
【熟女/人妻 官能小説】

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瀬尾岩之助という男-2

「‥‥ふぅ」

 画面とにらめっこしていた岩之助は、一旦ディスプレイの画面から目を離して居ると、プラスチック製のホルダーが取り付けられた湯気立つ緑茶入りの紙コップをデスクに置かれた。

「お疲れ様です。瀬尾部長」

 持って来たのは同じ総務部の女性社員であり、双葉里夢(ふたばりむ)だった。彼女は、岩之助が世話になった専務の双葉吾朗の一人娘だ。

 半袖の白いブラウスに社員証を胸元に着けて、下は紺色のタイトスカートを履いている。

 髪は黒髪で後ろをお団子結び。年齢は20代前半で若さはあるが、鼻は豚っ鼻で少々肌荒れが目立つ。スタイルはそれほど悪くはないが、岩之助には小夏という比較の対象がいるので比較すれば劣って見える。

「ありがとう双葉君」

 部下からの気遣いをありがたく受け取ると、取っ手を持って緑少しだけ口にした。程よい温かさの緑茶は胃に染み渡る味わいだ。

「それを飲み終えたら少々お時間よろしいでしょうか?仕事の件でお話があるんです、少々のお話が」

 お話を二度も強調する里夢の言葉で持っている紙コップをホルダーごと中身もそのまま握りつぶしそうになったが、

「‥‥あぁ、いいよ」

 岩之助は何とか堪えて、落ち着きを取り戻してから了承した。

「ありがとうございます」

 里夢は背を向けると、自分の席へと戻って行く。その後ろ姿は今にもスキップでもしそうなくらい上機嫌に鼻歌を歌っていた。

 岩之助はそんな部下の後ろ姿を、睨むように一瞥して見送ると再びお茶に口を付けた。

 先程は美味しく頂いた緑茶だが、苦味を感じてしまった。


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