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出会いはSTARTなり
【青春 恋愛小説】

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休暇は愛♪なり-2

その後俺らはデパートに買い物にいった
哲也が言うには告白は夕方がいいそうだ

「ねぇねぇ見て見て〜、これキレ〜」
楓がハート型のペンダントを指差している

「欲しいか?」
「いいの?」
「そんな高くないしな、特別だ」
「やった!ありがと〜!」
デートみたいだな

………ん?
デートなのか?
デートしてんのか俺らは?

そんなことを考えているうちに楓がペンダントを買って来た

「はい、航」
楓が渡してきたのは……羽の形のペンダント

「これって……」
「買ってくれたからお返し」
「……サンキュー!」


デート(?)の帰り道

公園の横にさしかかった
時刻六時ちょい
うん 良い時間

「ちょっとよっていかない?」
「あぁ」

俺らはベンチに座った

「きょうは楽しかった!」
「俺も」
「…………」
「どうした?」
「航ホントに楽しかった?」
「なにいってんだよ」
「だって航時々喋る言葉が単語になるじゃん」
それはね〜…緊張と性格が混じったから
「あぁ〜まぁそれは」
「ごめんね、私といたって楽しくないよね……」
「……なに言ってんだよ、いつもの楓じゃねえぞ」
「あぁ……私だめ……悪いことばかり考えちゃう…」
「どうした?俺なんかしたか?」
「違う…違うの……あぁ、だめだ」
「……楓、話してみろよ……」
「………うぅ……」
え?泣いてる?
「あ…ちょ、え〜?」
「わぁたるのばゃか〜」
超泣いてる
「え〜?あ…その…ごめんなさい」
「……鈍感……」
「え?」
「………好きなの……」
「……え?」
「好きなの、航のことが……」
「あ……、ハハッ……ハハハハハ!」
「…………」
「ごめんごめん、嬉しくてさ…つい」
「……え?」
「ホントは今日俺が告白しようと思ってたんだ」
「……嘘……」
「好きだよ、楓」
楓の泣き顔が笑顔になっていった
「航……」
楓の顔がゆっくり近づいてくる
「楓……」

二人の唇が触れ合った

その時
「うおっしゃーー!!」
「イエ〜イ!!」
横の草むらから哲也と秋奈がでて来た
「Good Job!!」
二人は走りさっていった

赤面の二人を残して





つづく♪


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