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俺が女に見える世界の話
【同性愛♂ 官能小説】

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俺が女に見える世界の話2-3

背中を抱かれる。
梶原さんの胸に顔が当たり、控えめな香水の香りと梶原さん自身の匂いで脈拍が上がった。
雑念を振りほどきたいのに、下半身はどんどん充血してくる。
梶原さんは再びキスをして来た。さっきよりもねっとりと舌が絡まってくる。

「やめて…ください…」
「僕ね、若い頃に一度だけ会った宮原くんに一目惚れしたんだ。初めて男も好きだという事に気付いたんだ。
お互い忙しくてその後殆ど会えなかったけど、僕も日本に帰る機会ができてね。」

梶原さんは、話をしながら、キスを混ぜながら、俺の服と自分の服を交互に剥いでいく。
俺が興奮している証拠、梶原さんが俺にやろうとしている事が分かるもの、それらを俺はどうしても見てしまう。

「隠れ蓑も兼ねて近くに店を作ろうかな、て思ったらさ、居たんだよ。彼を更に僕の理想に近づけた君が。
本当は最初から男の君を抱いてみたかったけど、密かに開発していた新薬のアップデートが終わった所で、実験体も探していたし、僕は男の方はあまり経験がなくてね。恥ずかしいから」

梶原さんがソファの脇にあるペダルを踏むと、それは即座にフラットになった。
俺はなすがままに横たわり愛撫を受ける。
相手を怖いと感じているのに、俺の身体を降りていく頭を見ようとしてしまう。
梶原さんは、俺の勃起したもの舐めたり吸ったりを繰り返している。
俺のビジョンを考えてワザとクリトリスを弄んでいるのか。
俺が快楽で抵抗の気力も無くなった時、突然目の前の光景に女性の身体がモーフィングのように現れた。
その切り替わりは段々と女性の比重が増えていっている。
俺の驚きを察知して、梶原さんはまた身体を登ってきた。

「見えたかい?コレが今の君の身体だ。凄く綺麗だろう?鏡も見たいかな?」
「見たくないです!」
「そう?僕の薬を投与しても、皆が皆美人になる訳じゃないんだ。君は最高に綺麗だよ。興奮しない男なんて…うっ…居ないはずだよ…!」

梶原さんのモノが挿入され、俺は叫びとも呻きとも取れる声をあげてしまう。
梶原さんのは上反りで、男性とのアナルセックスなら前立腺が抉られるのを知っていたが、女性のアソコに挿入されても同じ作用をするのは初めて知った。
もう無理だった。俺は背中に手を回し、自ら腰を動かし、キスを求めた。

「そんなに積極的な君も愛おしいけど…もう少しでもっといいものが見れるよ。自分の身体を見ててごらん?」

繋がった部分以外の身体を離され、俺はもっとしてと哀願する。
しかし梶原さんはゆったり腰を動かしながら俺の身体を眺めている。
さっきと同じようなビジョンの入れ替わりがまた始まった。

「自分の身体を触ってごらんよ」
「え…?」

入れ替わりはビジョンでは無くなっていた。
見た目に合わせ、凹凸の変化が感触で分かる。
挿入されていた部分は穴が消え、素股の形になっていた。
痛みはない。だが、自覚した段階でその肉の動きが感じられ、心地の悪さを感じていた。
梶原さんはそれを目を見開いて観察している。
やがて完全に俺が男に戻ると、アナルに挿入し、俺に羽交い締めるように抱きつき、めちゃくちゃにピストンをしてきた。

「最高だ…やっぱり君は最高だよ…!男の君も…凄く可愛いよ…ああ、もうダメだ…!宮原くん!気持ちいいよ!宮原くん!!ううー!!」

梶原さんの射精に突き動かされるように、俺も絶頂した。
何も考えられないくらいに頭は本当にからっぽになっていた。


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