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「 PCサポート」
【熟女/人妻 官能小説】

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E人妻 毛利元美-2

「『妻の痴態』ってサイトに元美さんそっくりな人が写ってましたよ。
投稿者はカッツンて人です。」
柴田はそれ以上のアクションを起こすつもりはなかった。
下手に動けば脅迫になってしまうからだ。
3日目我慢の甲斐あって元美からメールが届いた。
「メール見ました。
柴田勝則さんてあの時の早慶の学生さんですよね。『妻の痴態』見ました。
あれは私ではありません。
でも心配してメール下さった柴田さんには感謝しています。
お礼にお食事に誘いたいのですが都合の良い日時を連絡して下さい。」
メールは証拠として残るので細心の注意を払いながら返信する。
「明日夜8時なら大丈夫です。
大層なレストランより気楽な居酒屋の方が僕は嬉しいです。」
そして「妻の痴態」に今度は後背位の映像を投稿する。
「夫婦の営みは妻から誘うように命じたのに誘って来ません。
『そんな恥かしい事言えません。』
と言って断ったのです。
その罰として投稿します。
明日妻と居酒屋で待ち合わせています。
飲んで妻の羞恥心を和らげてやるつもりです。
それでも恥ずかしいと言うならもう許しません。
モザ無しで投稿します。  カッツン」
そして元美さんにメール。
「例のサイトにまたカッツンが投稿しました。
今度は薄モザなので少し表情がうかがえます。
大丈夫ですか?近所の人が見たら勘違いするくらいよく似てますよ。」
「大丈夫です。でも勘違いされたら嫌ですね。
明日8時駅前の居酒屋『酒酔』でお待ちしております。」

居酒屋に入ってすぐに見つける。
「泥沼の蓮」の風情だ。
ビールから始まり酎ハイ、ロックと酒はすすむが話はよもやま話から進まない。
ここで柴田は慎重に仕掛ける。
「あのカッツンてやつ本当にモザ無しなんか投稿するんだろうか。」
「しないと思うわ。
そんな事されたら奥さんが大変なことになるわよ。きっと必死に阻止すると思うの。
ご主人もあのサイト奥様に見せている筈だから奥様も従わざるを得ないわ。」
「そうだね。
カッツンも愛妻元子38歳って紹介するくらいだから本当は虐めたくはないんだよ。」
しかし会話は元のよもやま話に戻ってしまう。
(おかしい。
僕の脅迫を待っている。
盗聴しているのかな?
確かあの時も上手に誘われて脅迫してしまったんだっけ。)
「どうです。
その後パソコンのフリーズは起こりませんか?」
(ハメ撮りを見られてしまった事を思い出せ。)
「ええお蔭さんで大丈夫です。
上手に修理して頂いて感謝しています。」
「もし大事なデータが破損したりしていたら言って下さいね。
復元させますから。」
(バックアップした事を思い出せ。
カッツンは僕だと見抜け。)
しばらく静寂が続いた後すべてを察したのだろう。「柴田君は今でも童貞?」と聞いてくる。
あの時と同じだ。
バッグに手を入れスマホを触っている。
録音を止めたのだろう。
「ねえ。筆おろししてあげようか?私じゃいや?」
「いえ。元美さんは憧れの女性です。
でも奥さんに頼める事じゃないです。
ご主人を愛しておられるのを知っていますから。」
盗聴はされていないだろうが一度失敗しているから慎重だ。


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