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人妻ハメ好きの友人
【熟女/人妻 官能小説】

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瀬尾夫婦-2

 岩之助が風呂に入る頃に、漸く小夏も肩の荷が下りて自分の部屋へと戻って来た。戻って来る前は遥太をからかってやろうとでも思ったが、当人は部屋を暗くしてダブルベッドの上で心地よい寝息を立ててすっかり熟睡している。

「スーッ‥‥すやぁ‥‥」

 着ているのは学校指定の青いジャージ姿で、ピンク色の掛け布団をお腹の辺りまで掛けて寝息を立てている。

「(あ、眠ってる‥‥)」

 小夏は部屋を壁越しにあるスイッチを押して部屋の天井に照明の明かりでこの状況を察したワケだが、眠りを邪魔するのは彼女の不本意な所である。

「‥‥んぅ‥‥」

「(あ、起こしちゃう)」

 彼女は寝返りを打った遥太の様子を見て、眩しいと思ったすぐにスイッチを押して明かりを消す。再び暗くなった部屋ではポケットに入れていたスマホの明かりを頼りにして部屋の中を歩く。

 小夏はベッド脇にある小さな棚の上にモダンな造りの間接照明を点けると、部屋は先程とは違って間接照明部分だけがムードよく灯る。
 
 部屋が元のように暗くなるという変化がありながらも、心地よい眠りに就いている遥太。

 それを見た小夏は、自然と口角が持ち上がる。そして自分の中に芽生えている感情を知る。

 この感情を表現するならそれは恋愛感情というよりは母性愛のそれに近い。遥太に対して恋愛対象として思えないのは自分自身が弟や子供と接するように思っているからだ、と小夏は考えていた。

 だからどれだけ好きだとか付き合いたいと言われても、最初から家族だった者から言われているような気分になるだけなのだ。そこには何も思う事がない。そう、無い筈なのだ。

 でも、実際はどうなのだろうと小夏は考える。

 好きという言葉には響いていなくても、身も心も満たそうとしてくれている存在。

 本当に自分は彼からの好きという言葉は響いていないのだろうか?

 もし関係が終局を迎えたなら、自分は彼を引き離す事が出来るのであろうか?

 牧田遥太を失う未来を選んだら一体自分はどうなるのだろうか?

 小夏は考えただけで、心を直接鷲掴みされて圧迫感を味わう。

 胸が苦しくなったので、一旦遥太の方を見る。寝息を立てて眠っている男子高校生の寝顔を見て、心が安らいだ。

 不安気な心も遥太を見ていると、大した根拠も無いがなんとかなってくるような気がした。 

「キミは今どんな夢見てるのかな。また私が出てきて誘惑してるの?」

 小夏は遥太の頬を指で軽くツンツンと小突きながら呟く。

 当の本人は「カニ味噌‥‥まっしぐら‥‥」と謎の寝言を言うと、また寝息を立て始める。

 それを見た小夏は笑みをこぼす。

「おやすみ遥太くん‥‥」

 ――チュッ‥‥

 眠る男子高校生の頬に口づけして、聖母のように微笑む。そして寝る前に間接照明の器具の明かりを一段階落とすと、ダブルベッドへ寄り添うように共に横になる。

 一連の行動は愛している筈の夫には既にしなくなった行動であり、同時にもう見せなくなった表情であった。

 小夏は瞼を閉じると、30分後には横で寝ている遥太同様に寝息を立て始めるのであった。


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