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檻の中の人妻
【熟女/人妻 官能小説】

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檻の中の人妻-2

八重子さんは無言で僕のコンドームをはずすと、ひざまづいてフェラチオを始めた。
びちゃぴちゃと更衣室に響く音。



彼女たちは檻にいれられている。
家庭という檻。
パートという手枷。
そんな人妻たちを囲った動物園は彼女たちを抱く度に僕の頭の中で具体的に描かれてゆく。
そこは驚くほど寂しい景色だ。
まるで客のこない真冬の動物園で彼女たちは毎日を過ごすのだ。

その動物園では僕は飼育員でもオーナーでもなんでもない。
ただ真冬の動物園にたまたま訪れただけの暇な客だ。

フェラチオをしている八重子さんと目があった。
顔は実年齢に見合わないシミとシワで覆われていたが、眼光はひどく鋭かった。
僕はライオンと目があったようなすこし肝が冷えた気分になった。


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