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人妻ハメ好きの友人
【熟女/人妻 官能小説】

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作戦会議-1

 土曜日のお昼前。空は青空の上に魚群のような曇の混ざった天気。貸出荘の203号室――手白木颯人の部屋に牧田遥太と野畑蘭は訪れていた。

「――それでは、第一回!瀬尾小夏攻略大作戦会議を始めたいと思います!」

 蘭の一声の下で作戦会議が始まる。

「わー‥‥」

 遥太は低いテンションでパチパチと拍手をする。

「イェー!フゥー!」

 この部屋の入居者の颯人は意外にもノリノリでパーリーピーポーのように騒ぐ。

 蘭は仕事着のド派手な赤で統一された衣装。一方で遥太の格好は私服ではなく平日と同じく学生服。だが、ブレザーは着てこず上はワイシャツだけでネクタイも付けていない。

 そして、入居者の颯人は無地の黒い半袖のTシャツに、Gパンというラフな格好だ。

 お昼前、という事でちゃぶ台越しに座る三人の前には"TAマート"で買ったコンビニ弁当が並んでいる。それを買って来たのは蘭だ。遥太はハンバーグ弁当、颯人は焼肉弁当、蘭はいなり寿司。

 だが、使っているちゃぶ台がそもそも颯人一人用の前提の為、広さは心もとない。かなりのキツキツで、二人ならともかく三人が同時に食べようとするのは無理ゲーに近い。

 しかし、今回の作戦会議は食事がメインではないので、そんな心配は杞憂なのだ。

「ってか、ここは静かにするべきじゃないですか?ここ一応アパートの一室ですから土曜日に寝ているかも知れない他の人達に迷惑が掛からないようにしないと」

 他の住人らの迷惑を考えて、シーっと人差し指を口元に置く。

「むー。でも、静かにしたら作戦会議出来ないよ?」

 蘭はフグのように頬を膨らませて抗議する。

「あんまり騒ぐのが良くないっていう意味です。普通の声なら話せるでしょ」

 遥太は諭すように言うが、
 
「普通って!それが簡単なようで一番難しいんじゃないのかな!?」

 何か蘭の地雷を踏み抜いたようで、情緒不安定で半ギレ状態になる。

「え!?あ、ご、ごめんなさい‥‥」

 遥太はすぐに謝る。すると、蘭はすぐに機嫌を直して言う。

「いいよ。今度、小夏ちゃんと一緒に全裸でリンボーダンスを私の前で見せてくれたらね」

「すいませんでした。本当に勘弁して下さい」

 遥太は畳の上に頭を付けて土下座スタイルで謝った。

「あー、おふざけも良いけどさ。そろそろ話進めようぜ?」

 さっきはノリ良くしていた颯人の一声で、作戦会議は改めてスタートする。

「オホン。えー、我らが知り合いである牧田遥太君は憧れの女性である瀬尾小夏に告白するワケでありますが、彼女が居るのはあのザ・レジデンス鶴来!そこの6階、603号室に住んでいるのです!」

 蘭はノリノリで小夏の住んでいるマンションを説明する。

「あのマンションの一室なら防音性能はそこそこあるだろうからセックスしても大丈夫でしょう。しかーし!瀬尾小夏と牧田遥太はそもそもの面識がない。果たして告白からセックスまでこぎつける事が出来るのでしょうか!?ねぇ遥太君!」

 会話の流れで急に話を振られた遥太は、戸惑いながらも口を開く。

「いや、告白はするつもりですけど、セックスはお付き合いしてからでも良いのでは――」

 遥太が言い切るより早く、蘭が途中で割って入る。

「甘い甘い!砂糖を入れた蜂蜜よりも甘いよ遥太君!君の恋敵は人生経験が遥かに上の瀬尾岩之助だ!告白程度では既婚者の縁は当然の如く切れないし、思いは一ミリたりとも揺れ動かない!告白とセックス‥‥このセットこそが彼女の心を時計の振り子のように動かしてやれるんだ!」

「そ、そうなんですか‥‥」

 蘭の異常なまでの熱量の高さに、若干遥太は引いた。もしかして彼女はお酒を飲んでいるんじゃないか、と疑う。

「あの蘭さん、もしかしてお酒飲んで来ました?」

「失礼ねシラフよシラフ。ただ、作戦会議の都合上テンションを上げていこうと思っただけよ」

「あ、そうなんですか」

「まぁ、君の告白の結果次第では自棄酒に走るかも知れないけどね」

「変なプレッシャーを掛けないで下さい‥‥」

 聞き捨てならないワードを聞かされ、妙な責任感を感じる遥太であった。


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