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『鬼と、罪深き花畜』
【SM 官能小説】

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『鬼と、罪深き花畜』-27

「へへへ。篠田紫穂さんのポルチオがようやく覚醒したみたいだぜ……ほら、スイッチが入っちまった」
「ふううっ、あはああっ……ダ、ダメーーーーッ」
 見たこともないママの妖艶な表情でした。真っ赤な口唇が大きく開きっ放しになって、綺麗に整った真珠のような歯の白さが際立っているんです。そこから洩れてくる喘ぎ声に苦悶だけではない甘い愉悦の凄まじさを匂わせていました。
 僕の男の身体とは違う性感のはずです。僕にはママの喜悦に狂うポルチオの性感がどんなものか想像も出来ないんです。スイッチが入ったという意味も分かりません。
「あああっ、あっ……お、おかしくなって、し、しまいますうっ……許してっ」
「グハハッ。頭がおかしくなっちまってもいいじゃねえか。もっと狂っちまえ」
 先生はアナルバイブを縄で固定すると、その縄の両端をママの左右の足の親指に縛りつけたんです。
「へへっ。自分の足で好きなだけ操って、愉しんでろ」
 残酷な鬼です。ママをそんな無惨な状態で放置して、先生は志摩子さんと二人して逆さ吊りになっている僕に迫ってきたんです。

「母子揃って、脚を大きく広げて、はしたない格好だ。ママさんとデュエットで、牝哭きしたいだろ?」
 先生はそう言いながら、逆さに宙吊りにされている僕の身体をズルズルと引き下げていったんです。僕の顔が丁度ママのV字開脚で開ききっている女膣とバイブを呑み込んだアナルの目の前に来るようにです。
 僕がどれほど大好きなママを汚してしまうような体勢に畏れ戦いたことか。
(ママのオマンコが……あああっ、ごめんなさいっ)
 アナルの奥のバイブの唸り音と震動が僕にも伝わってくるんです。
「ああ、あっ……ミツルッ。見ないでっ」
 ママの悲愴な声が聞こえてきましたが、僕にはどうしょうもないんです。
「ママッ、ごめんなさいっ」
 僕の鼻の先っちょがママのぱっくりと開いたジトジトしている肉ビラに触れてしまうんです。嗅ごうとしなくてもママの甘い蜜の匂いに包まれて、痺れてしまうんです。
 禁忌を犯しているという畏れと同時に耐え難い歓喜が沸き上がってくるんです。
「ママさんのオマンコ、ミツルは一度は味わってみたかったんだろ?」
 先生は僕の密かなタブーな願望を言い当ててきました。
「あ、ああっ、僕は……あ、わたしはママが一番好きなのっ。あはあっ」
 志摩子さんが僕の勃起チンポに指を絡めてきたんです。
「へへへ。ママさんのオマンコを舐めたいなんて、おまえは最低の息子だな」
 先生がヒクヒクしている僕の肛孔の周りを指で弄ってきました。
 何と言われても、避けようがないんです。逆さに吊られている僕の口唇にママのクリトリスが触れ、額にはアナルバイブの後端がぶつかっているんです。
「あ、あああっ……こ、こんな残酷なの……ダ、ダメーーーッ」
 ポルチオ性感のスイッチが入ってしまったママはずっと激しい牝哭きをつづけ、絶頂を迎えそうになって足を突っ張らせると固定されたアナルバイブを微妙に突き動かして、更に自分を追い詰めるという自縄自縛のような目に遭っていたんです。
 絶頂の直後に絶頂が押し寄せる地獄のような責め苦に身体を震わせていました。


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