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初めての「お客さん」
【フェチ/マニア 官能小説】

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初めての「お客さん」-1

3年前に再婚した7つ年上の妻・由実の連れ子麻実は小学5年生、11歳になったばかりだ。
私のことを最初から「和樹」と、名前で呼んでいる。

「和樹ぃ、あんなぁ……」

土曜日の朝、起きがけのコーヒーを飲みながら新聞を読んでいると、パジャマ姿の麻実が何か言いにくそうにして立っていた。

「おはよう、どうしたん?」

新聞に目を落としたまま聞き返す。生返事に聞こえたのか、麻実はしばらく黙っていた.
が、私が顔を上げると「あっ、ええ、ええ。何でもないねん」。そう言って自分の部屋に戻って行った。

気にもとめず、私は洗面所へ。歯を磨きながら、ふと脱衣かごに目がいった。
いちご模様の可愛い麻実のパンツ。チラッと赤いものが見えた。
歯を磨く手を止めてパンツを手に取ってみる。
底の部分に少ないけれどべっとりと赤黒い痕跡、まだ湿っている。

「あっちゃー、麻実、『あれ』や。初めての生理が来たんや」

妻の由実は3日前から会社の研修で、箱根の研修寮に行っている。
大手スーパーの現地採用の責任者をしている由実にとっては年に1回の恒例の長期出張。1週間は帰って来ない。

麻実、びっくりしたやろな! 不安がってないかなぁ? ちゃんとできたんやろか? お腹とか痛いんちゃうやろなぁ?
いっぺんにいろんな思いが駆け巡る。

由実とそうしたことを話題にしたことはあった。
ある程度は学校で教わっているみたいだし、由実の口からも一通りの説明と心構えは言って聞かせてあるはずだった。
だが麻実もそうだが親も現実感に乏しく、由実は「あの体形ではまだまだよ。中学生になってからじゃないかしら」と言っていた。
確かに身長はそこそこだったが、ガリガリに近く、女の子らしさはなし。
近くの入浴施設に3人で行っても、親が止めなければ私と一緒に男湯に入りたがるほどで、思春期はほど遠い感じだった。
それが・・・・・

考えててもしょうがない。とにかく麻実の様子を見んことには……
2階の麻実の部屋へ行った。ベッドの中だった。タオルケットをかぶり、背中をこちらに向けて寝ている。
そばに腰掛け、タオルケットをめくった。
麻実は首だけを動かし、私の方を向いた。
頭に手をやり、髪の毛を撫でながら言った。

「ごめんな、麻実。さっき、気ぃつかへんかった。お腹とか痛うないか?」

麻実は黙って首を横に振る。

「『あれ』なんやなぁ、麻実。生理、初めてやもんなぁ。びっくりしたか?」
「ちょっとだけ」

はにかみながら麻実が答え、仰向けに体の向きを変えた。
私はタオルケットをのけ、麻実に覆いかぶさるようにして両手で麻実の顔をはさみ、チュッとほっぺたにキスをした。

「おめでとう、麻実。初めて『あれ』が来たらな、おめでたいことや言うて、昔はお赤飯炊いて家族で祝うとったんやで! 今日はママいいひんけど、俺が言うたるわ。おめでと、麻実」

そう言いながら、麻実の唇に軽く口をつける。
様々な不安が消えたのか、麻実は大きく息を吸い込んでベッドの中で伸びをした。


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