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イブ
【ファンタジー 官能小説】

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イブ-4

祭壇と魔法陣を用意して、召喚をします。
「何の用だ」おばあさんのような、しわがれたやさしい声です。姿は見えません。が、ちょっとほっとしました。
三角形の魔法陣の中になんとなくモヤモヤしたものだけが見えました。
≪しまった≫ 次期大臣とは聞いていますが、だれのことだか知りません。招待されている場所もわかりませんでした。
「明日の夕方、私についてきてちょうだい。そして一人の男を困らせてやってほしいんです」
「どの程度困らせるの。手足をもぎ取ればよいのか」
「だめです。そうね、お腹がすごく痛くなるくらい」 私とする気をなくさせればいいだけです。
「わかった血を吐かせてやろう」
「それもやりすぎです」
「つまらないね」
「私にはこれしかなかったのです。どうかお願いします」
「わかった、かわいい子のお願いだ。『フール』と呼べば来てやるよ」
あっけなく儀式は終わりました。優しい人でほっとしました。
そして誕生日の夕方になります。
次期大臣だというじじいは、私にいつもの格好で来るようにと指示していました。
つまり、学校の制服姿です。
カッターシャツの上に学校のエンブレムの付いたジャケットをはおり、ひざの隠れるスカートをはきます。
全て水色と紺の青系です。
それにフリルの付いたストッキングと黒のローファー、髪は後ろでポニーテールにします。
車に乗せられ、店に入りました。奥の個室です。
そこで食事会が始まり、どうでもいいような話題に相槌を打ってやり過ごします。
じじいにしては礼儀正しい会でした。それが一変したのは食事の終わった後でした。
コーヒーを持ってきた給仕を追い払うと、じじいが私を横に座らせます。
≪うそでしょ、こんな明るいところで始めるの≫ まだ気を抜いていました。
「いいジャケットだね」服にさわって、えりを引っ張って、ずれを直すと、制服姿をじっと眺めています。
まるで透視されているような気になってしまいます。
胸に手を乗せ、ゆっくり円をえがくように押さえます。「いいかね」
それからボタンをはずし、前を大きく開くと、中に手を入れました。
硬くなって、目をつぶって耐えます。≪ジョイと同じよ≫
カッターシャツ越しにウエストに手を回しました。 「なかなかいい」ほっそりとした脇腹をさすります。それをそっと滑らせて胸を包みます。
制服の上から優しく触られます。≪ほら、ジョイと同じよ≫
「ウヴッ」思わず声が出てしまいました。
その口に吸い付いてきます。
シャツのボタンを順にはずして、服の中に手を差し込まれました。
カサカサで張りのない手で触られると、くすぐったくしかたありませんでした。
ブラをはね上げて代わりに自分の手で乳房を包み込もうとします。
手から溢れた分を丸くさすって、乳首を立たせます。
「初めてなんだね、おじさんはひどくしないからね」その言葉の通りやさしく揉んではくれます。
荒い息を漏らすようにします。ジョイはそうしろというのです。
その手は胸から徐々に背中、腰へと降りていきました。


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