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イブ
【ファンタジー 官能小説】

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イブ-12

学校からの連絡で、イブが裸で死体のように倒れているところを、生徒に発見されたのです。
報告を受けた教師につれられ、シャワー室へつれて行かれました。
着替えて、事情を聴かれてもイブはなにも喋りませんでした。
ひと言、「トイレに行ってきます」と言ったまま学校を抜け出し、行方不明になりました。
学校からの連絡で私たちはイブを探しました。
見つけた時は、四日が経っていました。その時は公園のベンチに座っていました。横には男が座っています。
「この人だれ」男を見ます。
「おまえこそだれだ。こいつは俺の女だ。わかったら消えろよ」
「ねえ、ホテル連れてってよ」イブが立ち上がります。
「やめて、あんた放しなさいよ」男の前に立ちます。
「レナこそやめて、私、この人と寝てみたいの」
「何言ってるの」
「だってすごく気持ちよくしてくれそうなんですもの」
「すごく良くしてやるぞ」男は有頂天です
「あ、そう」めんどうなので、 「あなたってすごくかっこいいものね、だれだって惚れちゃうよね。あたしたちよりいい女が家であなたを探してたよ。私たちのことなんか忘れて、行かなくちゃ」暗示にかけてしまいます。
男は振り返りもせずに行ってしまいました。
「やめてよね。心配させないで」イブの横に座ります。「どうしたの」
「あなたこそやめてよ。いろんな人と気持ちよくなって何が悪いの」
「でも好きな人じゃないんでしょう 」
「それがなに、そんな決まりがいつできたの」
「そんな、だれとでもするなんて」
「私が声をかけた人はみんなしたがったわ。服も買ってくれたし、食べさせてもくれた。セックスの後でゆっくり眠らせてくれた」
「それがしたかったことなの」
「私は教室で初めて抵抗してみた。でも、何も変わらなかった。地位もない私の言葉なんかだれも気にかけない。私にあるのは体だけ。なのに、体までわたしをうらぎったのよ。

―――それは教室でのことでした。
だれもがイブをいない者のように扱います。ところが、少し離れた所ではうわさをし合い、あざけり笑っているようでした。
「俺にもさせてくれよ」遠くから声がかかり、笑い声がします。
「よく来れたものね」白い目で追われます。
習慣、いつもしていたので、そのまま学校に来たのです。
自分は今までと何も変わっていないのに、うわさが広まっていて、周囲が変わってしまっていました。
放課後。もうみんなは出て行っていません。帰ろうと声をかける者もいません。
最後にイブが出ようとすると、あの取り巻きの二人が出口の前に立っています。
サリが腰に手をやって、ガムを噛んでいましたが、それをイブの顔に向かって吐きかけました。
「よくも私たちをバカにしてくれたわね。このバイタ」
イブは黙ってその間を通って外に出ようとしました。
「まちなよ」腕を掴まれました。ランが後ろから羽交い絞めにします。
「あんたのおかげであたいたちは顔を潰されたんだよ。バイタのお付きって呼ばれてね」
「離して、あなたたちが勝手にした事じゃない」その口をふさがれます。
「勝手だと、あれだけいい思いさせてやったのに、よう。お嬢様」
「あなた、だれとでもヤルんでしょ」サリは胸のボタンをいっきに引きちぎります。
「お願いやめて」
「やめなかったらどうする。え、お嬢様」ランが胸につかみかかり、もみくちゃにします。
「ひどいことしないで」
「あたいたちはあんたのせいで、どれだけひどいことを言われたと思ってんだい」
ムチャクチャに暴れてみました。結果は床に押さえつけられただけでした。
「おまえも恥ずかしい目にあわしてやっからな」ブラを引っ張り、はずしました。
飛び出した乳房を平手でたたきながら、「ほら言うことはねえのかよ」
「やめて」
「違うだろ。もっとして、だろ。乳首立ててんじゃねえ」
「何がお嬢様よ。体を売ってたくせに」仁王立ちしてそれを見ていたサリは、掃除用のモップを手にします。
「バイタは床で這いつくばっているのが、とってもお似合いよ。ほら、これで綺麗にしてやるわ」
顔に乗せ、それをすべらせて、胸の上でねじります。顔や乳房から黒い水が流れ落ちます。
制服が泥のような色になりました。


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