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re SEXLIFE
【ハーレム 官能小説】

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前生-4

(わ、私、何で高梨さんにキスなんかしたの…!?)
自分でも訳が分からなかった。その瞬間の記憶が全くなかった。気付いたら修の顔が間近にあった…、梨紗は混乱する。
(どうしよう…。)
付き合ってもいない男とキスしてしまったと言う事自体信じられない。しかも社内には修の恋人でいるアンナがいる。まずアンナに対して謝っても謝り切れない程の罪悪感を感じた。
(何してるのよ私は…)
昼休みを終え早めに事務所に戻り作業を始めた梨紗。やがて修が戻って来た。梨紗はついチラッと見ると、修も自分の方を見た。
「!?」
梨紗は慌てて視線を外し顔を赤くしてしまう。
(私が変な事したせいで変な感じになっちゃったじゃない…)
改めて自分は何て事をしてしまったんだろうと思った。そう混乱していると、いつも間にか修が横に立っていた。
「!?」
びっくりして顔を上げる梨紗に修は言った。
「午後も頑張ろうね、長谷川さん!」
元気よくそう言って背中をポンと叩いて親指を立てる修。その瞬間、梨紗は気持ちがスッと楽になったような気がした。
「はい♪」
自然と笑みが浮かんだ。これも修の優しさなんだなと思った。
(私、頑張れそう…♪)
これからも普通通りに修と接する事が出来そうで嬉しくなった。

「只今帰りましたー♪」
元気いっぱいにアンナが帰って来た。色んな社員に1人で寂しかっただろうとか、せいせいして良かっただろうとか冷やかされながらも上手く返しながらデスクに戻った。
「只今、先輩♪」
「タメ口かよ。どうもお疲れ様でございました。」  
「いーえー♪」
アンナは書類を出すと今日の報告を修に伝えた。

「まー、無難にこなしたな。」
アンナは小声で言った。
「ヨシヨシしてくれないの?♪」
「フッ、帰ったら部屋で色んなトコ撫でてやるよ。」
「やーん♪」
嬉しそうな顔をしたアンナが印象的だった。
(俺はこいつの事を悲しませちゃいけないんだ。2度と同じ過ちはしない。)
目の前の愛する女を守るのがこれからの人生だ、そう思いきかせた。

(ホントお似合い♪私の出る幕はないわ♪さっきのキスは私の浮ついた気持ちに区切りをつけるためにしたのね、きっと。)
遠くから2人を見つめていた梨紗はそう思い穏やかな表情を浮かべていた。


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