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女王蜂
【ファンタジー 官能小説】

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Another.tale2 女王蜂-4

―――――あの時のように、体をやさしく絞めつけてくる感じだ。
儀式のすぐ後なので、ふたりともまだ服は着ていなかった。儀式の正装とは裸だった。
セックスはない。それでは黒ミサになってしまう。
「おめでとう」そう言って、今のララみたいにキスをしてくれた。そして手を股間に持っていくと僕の竿を持ちあげた。
「大人になったわね。もう女の人には使ったの」
その時のミメはなんだか酔っぱらっているように見えた。
儀式の間は緊張でそんなことにはならなくても、裸の、それも美しい女性にさわられていては、みるまに大きくなっていく。 
それを、ミメは
「だめだよ」細い指で揉むように触ってくれたが、ふとそれが母さんだと思ってしまった。
≪本当に母さんだったら素敵なのに≫ どうせ、どちらも他人なのだ。
「母さんの言うことを聞いておとなしくしてなさい。儀式も終わったんだし、あなたも男になるべきですよ」そっと握って動かす。
「違う、母さんはこんなことはしないよ。母さんなら、したいのならしてらっしゃいと言うよ」
「‥そうね、ヒメはいつも自分からは動かないわね」手は止めない。
「どう、気持ちいいでしょ。こすりっこしましょ」 手を胸にさわらせた。「優しくさわるのよ、乱暴なのが男らしいなんて思わないでね」
思ったより柔らかい胸に驚いた。そして思ったより硬い乳首にも。ポロンと取れないか心配でそっと触っていた。
「カイ、うまいわよ」竿をしごく。
「あの、僕。気持ちよくって‥」
「まだ駄目ですよ」僕の竿から手を放した。
ゆっくり僕を横にならせた。
上から僕をまたぐと、片手を彼女の股間に持っていった。
つるんとしたお腹から下のふくらみを過ぎて、足の間の温かい割れ目の中へ誘導する。
柔らかいひだが指を包みこんだ。
「そうっと撫でるの。女の子は敏感なんだから」 僕にそうさせておいて、自分はまた僕のものをつかむ。
今度はきゅっと握るだけで動かしはしない。動かされていたら、そこで終わっていただろう。
ミメのあそこは熱くなって、濡れて、変な音を立て始めた。
「そう、こうやって、女の子が濡れてくるまで我慢するの。 そしたら‥」
ミメは手に握っているものを股の溝に差し入れ、ぐっと腰を落とした。
僕の竿があったかくてヌルヌルで柔らかい所へ入っていくのがわかる。
「これが女の人なんだ」
「どう? いいでしょ」
「うん、いいよ。あっ」きゅっと締め付けてくる。
「そうよ、ほら、もっとがんばってね」ゆっくり腰を動かした。
手ほどの締め付けはないものの、違った良さがある。
その気持ちよさに浸っていた。しばらくすると急にもっとよさが湧き上がってきた。
思わず、「あああ」そう言った後、僕の腰がかってに動いて、ピュッ、ピュッと漏らしてしまった。
横で声がした。「あらあら、イッちゃったのね。でも気をつけて、女の人の中に出す時は先に言っておくのよ。じゃないと子どもができちゃうかもしれないでしょ」
「えっ。僕、出しちゃった」それから横の母さんを見た。≪どうしてここにいるの≫ かたまってしまった。
「大丈夫よ、ヒメだってちゃんと準備をしてるわ」横に立つ、母さんだと思っていた人が言う。
≪ヒメ? じゃあ、上に乗ってるのが母さん?≫


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