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人妻ハメ好きの友人
【熟女/人妻 官能小説】

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友人との出会い-5

 六時限目の授業後にあるSHRが終われば、今日の授業は本当の意味で終了だ。
 
 二年四組の教室内では教卓の前に担任である芦間(あしま)教諭がジャージ姿で立って生徒達に話をしている。芦間教諭は、髭に強面の男性教諭だ。が、性格は温厚で情に厚い。担当教科は二年の男子体育だ。部活動は男子バレー部を指導している。

「――では、部活動のある生徒も無い生徒も帰り道の車にはくれぐれも気をつけて帰るんだぞ。じゃ、解散」

 芦間教諭の一声が掛かると、クラス内は再び騒々しさを取り戻す。

 部活動に直行する生徒らは、一目散に教室を出て行く。何人かはその場に留まって雑談しているが、帰る間近の時間潰しといったところだ。 

 遥太は前者でも後者でも無い。部活動に入っていない無所属の生徒なので、教室内に留まる理由はないが急いで直行する事もない。

 かと言って話せる友人らはこのクラス内にはほとんど居ないので、長々とここに留まっておく理由はないのだ。

 遥太はスクールバッグを左手で持つと、すぐ真横にある引き戸を開けて教室から出て行く。

 廊下に出ると、そのまま帰る為に歩き出す。歩きながら遥太は今日の出来事を軽く振り返る。

 今日はふとした事で手白木颯人と仲良くなるという意外な出来事があった。昼休みに偶然あの場に行かなかったら、今後も仲良くは出来なかっただろう。

 振り返ったついでに、今にして思えば体育館からの距離的には近いのだから颯人に待ってて貰っても良かったのかも知れない、と遥太は考えた。

「でも、紙パックのオレンジジュース回収の為に待っててもらうのは何かなぁ‥‥」

 すると、背後から自分の名を呼ばれた。

「おーい遥太〜」

 後ろを振り返ると、無地の黒いショルダーバッグを肩に提げた颯人がこちらに向かって駆け寄って来る。

 遥太の側に到着すると、颯人はどこか咎めるような視線を向けて来た。

「ど、どうしたの?」

 視線の理由が納得出来ず困惑する遥太。颯人は呆れてため息をついてから口を開く。
 
「いや、昼休みに仲良くなった友に休み時間中も授業終わった後も声を掛けず、無断で先に帰るとは結構薄情な奴だなって思ってさ」

「うぇ?いや、別にそういうつもりでは‥‥」

 何故か責められている事実にたじろぐ遥太。あまりにも突然の事に友、と呼ばれた事を聞き逃した。

 一方の颯人は、その様子を見てすぐに機嫌を直す。

「ははっ。ま、軽い冗談だ。それより遥太って今日暇だったりするか?」

「え?まぁ、部活動も無所属だし暇だけど‥‥」

 と、いうよりも帰ってゲームするのが遥太のほぼ同じルーチンワークだったりするのだ。

 それを聞いた颯人はそっか、と言って頷く。

「俺も部活は無所属なんで結構暇なんだ。それでさ、もし暇なら俺の家に来ないか?」

「え?良いの?」

 颯人から告げられたのは意外な提案であった。

 それを聞いた遥太は友人でもないのに誘って来るのは流石陽キャラ系、と少々ずれた事を思った。

「あ、けど家遠いの?それに突然お邪魔したらご両親に迷惑とか‥‥」

「あぁ大丈夫。俺の家‥‥というか借りているアパートがこの原之坂高校の近くの住宅街にあるからさ。それに両親は俺の小さい頃にもう亡くなって居ないから」

「あ、そうなんだ‥‥ごめん」

 後半の発言が無神経だった事に気づいて謝罪する遥太。

「気にするなって。物心付いた頃だから顔も覚えてないんだよ」

 颯人はポン、と遥太の肩に手を置いて何でもないように笑みを浮かべた。

「それより、そろそろ行こうぜ。いつまでもここで雑談してたら時間もったいないって」

「うん」

 遥太は頷くと、歩き出した颯人の隣に続いた。

「ところで、昼休みの時に何で体育館のところに戻ったんだ?」

「あー、それはオレンジジュースの紙パック忘れて来てさ」

 頬を掻きながら恥ずかしそうに理由を告げる遥太。

「‥‥もしかしてあそこで飲んでたのか?」

 颯人は不思議そうな表情で尋ねる。

「うん。恥ずかしい話、クラスメイトに仲の良い友達居なくて。よくあそこで時間潰してて‥‥」

 自分で言っておきながら、かなり可哀想な奴であると思った。

「ふーん。けど、それじゃあもうそこに一人で行く事はないな」

 二階から一階へと降りる階段前に差し掛かった時、ふと颯人は告げた。

「え?」

 その場で立ち止まって遥太は言葉を待つ。

「だって俺はとっくに友達だと思ってるし。つーか、友達だから家に誘うんだけどな」

 言ってから少々照れ臭そうにハニカミ笑いを浮かべる颯人。

「それとも俺じゃ嫌か?」

「え、全然嫌じゃないけど‥‥」

 友達と呼んでくれた驚きと嬉しさが混ざって、遥太は次の言葉がとっさに出て来ない。

「は、颯人は良いの?僕みたいな奴が、その、友達で‥‥」

 自分を卑下するような発言だが、颯人は全く嫌な顔ひとつしなかった。

「ん、全然良いぞ。昼休みに話した時に、こいつなら何か仲良く出来そうな気がしたからよ」

「そ、そうなんだ」

 遥太は嬉しさを押し殺すように、階段を降りる事へと集中した。友達。その心地よい響きを胸中で噛み締めながら。


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