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Sorcery doll (ソーサリー・ドール)
【ファンタジー 官能小説】

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肉欲の宴-2


満月の夜、村の中で3人の男性が裕福な村人の家を襲撃した。

裕福な村人は首を絞められ、朝まで気絶していた。裕福な村人の妻と娘は3人に犯された。

翌朝、裕福な村人は、首に蛇が巻きついて絞められた夢だと思っていた。
妻や娘は体中に蛇がまとわりつき、蛇に膣内に侵入されて犯される淫らな夢だと思っていた。

襲撃した3人の男性も、また淫らな悪夢だと思っていた。

娘のベッドのシーツに処女喪失した出血がついていた。娘の母親は夫に相談できなかった。

相談すれば自分も蛇に犯されてしまったと話さなければならず、それは蛇ではなく村の誰かと密かに関係を持ったと、貞淑な妻であることを、夫に疑われかねないと口を閉ざした。

女神信仰では、愛する相手以外との姦淫は罪だとされていた。

さらに、夫が愛娘に手を出してしまったと怯えた妻たちもいた。

村人たちは、自分の認識は正しいと信じていた。そして、常識の範疇で物事を考えていた。

未知なるものへの畏れがある昔の村人たちは、怪異を受け入れて生活していた。とりわけ、満月の夜は姦淫も許し、孕むことで神から加護されたと考えるようにしていた。

夢で蛇に犯されていた村の女性たちの中に、淫らな夢を待ち望む者もあらわれ始めている。

この世界の人間族の交わりは男性がほとんど愛撫をせず、挿入して射精するというのが常識であった。
口に咥えて男性の股間のもの愛撫するのは、かなり淫らな行為として嫌がる女性もいた。

男性どうしでおたがいのものを咥え合い慰めあうというのは、実はターレンの貴族の一部では少年奴隷に奉仕させるために行われていて、奉仕を教え込まれた奴隷たちが小屋の中で、仲間でこそこそとそうした行為をしていると知っている裕福な村人の妻たちは、夫のものを咥えたがらなかった。

傭兵ガルドは、オークたちと母親のルーシーの交わりを見ていたので、人間族のおとなしい流儀は知らなかった。
また、奴隷商人シャンリーは、蛇神に関する古い伝承の知識から、淫らな性技について知っていて、男性たちを手玉に取る手段として使っていた。

人間族には、女性も達するように気づかう者は、ほとんどいない。
だから、獣人族のアルテリスを射精を我慢して、または萎えきるまで挿入し続け満足させようとして、惨敗していた。
獣人族のメスは、人間族の女性よりも膣内の襞が多く、また締まりが良い。

女性どうしで肌を合わせ、愛撫して愛し合うことを知っているのは、ミレイユである。
魔剣ノクティスが、ミレイユの欲情を察して、新月の夜に闇の異界へ招き、かつては、エルフ族や人間族もこうして愛し合っていたと教えていたからである。

ぬるぬるとした蛇に体を這われ、敏感な乳首や股間の小さな肉芽をチロチロと舌で弾かれる。目のない頭が、口が花のように開く蛇に吸いつかれる。
口内、膣内、時には小さな細い蛇に、肛門内まで侵入されて犯される。
そんな淫夢の快感は、男性との交わりでは得られない快感だった。

こうして、じわじわと辺境の森の近くに暮らす村人たちは、怪異の影響を受け始めていた。

完全に淫獄が出現していない上に、村人たちは、そうした淫らなことを他人に話したりも、はしたないと恥じて村人どうしの間でも話さなかったので、獣人の行商人たちは気がつかなかった。

獣人族は身体能力が高く、好奇心が旺盛な種族なのだが、信仰は持ち合わせておらず、怪異や霊感に関しても否定的であった。

従者の女僧侶リーナが、森の小径で首をかしげ、聖騎士ミレイユに声をかけて立ち止まった。
リーナがゴーレム馬の騎上で、目を閉じて耳を澄ます。

「どうしたリーナ、何かこのあたりにあるのか?」

魔剣ノクティスで敵を斬り裂き、浄化する力がある聖騎士ミレイユだが、強い魔剣身に守護されており、霊障を受けないために、僧侶リーナのように、わずかな森の異変に気づかなかった。

「いえ、気のせいかもしれません」

女僧侶リーナは軽く頭をふってから、ミレイユに言った。
焼き討ちされた村で、亡霊たちが犯されている記憶に縛られて、淫らな嬌声を上げているのを霊視し、また幻の声でありながら生々しい声を聴き続けたせいだとリーナは思った。

リーナが声を聴いた気がして立ち止まったその場所は、村娘が淫獄に引きずり込まれて失踪した場所であった。

「リーナは疲れているのかもしれない。ゆっくり体を休められる村を探そう」

聖騎士ミレイユは疲労をあまり感じず、小さな傷であれば、剣にふれていればすぐに癒えた。ノクティスがミレイユを治癒しているからである。

魔剣ノクティスを、リーナにふれさせてみたことがある。びりっとした小さな痛みと痺れが指先に走ったらしい。
回復の効果はなかった。

昼間、村では見かけない馬型の動く石像ゴーレムに乗って、金髪で美貌の白銀の鎧に身を包んだ女騎士と、法衣をまとった栗色の髪の、まだあどけない顔立ちの美少女の僧侶が訪れたので、村はざわついた。

アドラムいう村で、一番大きな果樹酒作りで儲けた村長の裕福な邸宅に、ミレイユとリーナは招待された。

かつては、どの村でも村長がいて村の住人の暮らしを仕切っていたが、今は裕福な村人がそうした役割を行っている。

「ほう、お二人は、ゼルギス王国から来られたのですか」

優しげに目を細め、温和な表情を浮かべて話しかけている紳士的な主人のオルコットは、すっかり魅力的なミレイユとリーナに心を奪われていた。

その隣にいる妻のシンシアは、夫が少し浮かれてよく笑い、愛想が良いのは、さすがにこれはしかたないと、小さくため息をついていた。

ゼルギス王国のミレイユと聞けば、目の前にいる美貌の若い女性は、現在の国王レアンドロの姪、"ゼルギスの戦女神"とも呼ばれるゼルギス王家の令嬢と、獣人族の行商人たちなら、すぐに気がついただろう。


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