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パートタイム痴漢LOVER
【痴漢/痴女 官能小説】

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予想外な痴漢犯人-2

(身動きとれないのだから仕方ない)
(ここで騒いだら痴漢にあっていたことがばれて恥ずかしい)
(電車を止めたりしたら出勤や登校途中の他の皆さんに迷惑がかかる)
(ニュースにでもなったら学校や榊原家、それに娘がいらぬ干渉を受ける)

 実際、杏奈が16歳で出産したときにはクラスメイトの女子からは男好き、ビッチなどと陰口を叩かれ、教師やマスコミ関係者など多くの大人たちからは不埒な質問やセクハラまがいの暴言を浴びるという、忘れようもない苦い経験をしていた。自分はまだしも、娘が自分のせいでからかわれるのは耐えられそうもなかった。

―またあんな面倒なことになるくらいなら、私が今ちょっと我慢すればすむことだわ―

 表面上はそんな殊勝なことを考えながら申し訳程度に痴漢の手を払いのけようとするが、手には力がまったく篭っていない。むしろ、4月初頭にはパンツスタイルだった通勤服が膝丈までのフレアスカートに、そして5センチ、10センチとじりじりと膝上を上がっていき、とうとう20センチという教師としてはギリギリの長さのミニにガーターストッキングを合わせるに至っている現在、痴漢に弄ばれることを楽しみにしていることは明白だ。

 ところが、今日の痴漢はいつもの痴漢達と違っていた。
 最近は、杏奈が脚を少しひらき下半身の力を緩めると、太ももや尻をやわやわとイタズラしていた手をスカートの中にもぐりこませ、ショーツの上から敏感な箇所を指の先で愛撫しじんわりと濡れてきたのを確かめたあとにサイドから指を差し込み、クリトリスを指のバイブレーションで刺激し、それが終わる頃にはもうたっぷりと蜜を噴出して濡れぼそっている膣内に指をいれ、Gスポットを責めることで杏奈が降車する駅までの10分間程の間にイカセ、ずりあがった裾を直して去ることが暗黙の了解となっていた。

 だが今朝の痴漢は尻をなでる手つきがぎごちなく、たまに強く揉まれると痛ささえ感じてしまう。やがて手をスカートの下に入れてくると濡れてもいないうちから膣に指をいれようとし杏奈がパイパンであることに気がつくとビックリしたように手をとめ、今度は後ろの排泄器官のほうへ移動させ、秘めやかな蕾へいきなり指をあてがってきた。痴漢の中には後ろの穴を楽しもうとする者もいたが、杏奈がその手をやんわりと押しとどめることを繰り返すと諦めて前に手を回す。杏奈にはそこをどうしても他人に触られたくない秘密があるのだった。

「いやっ!」
 後ろの穴を狙う指の急な動きに驚いた杏奈は、思わずその手をつかみ大声を上げてしまった。ガヤガヤと騒ぎ始める電車内。

 ―これはもう次の駅で降りて収集をつけるしかないわ―

 そう決意して普段は痴漢の顔を見ないようにしている杏奈もこの時ばかりは後ろを振り返って「次の駅で降りて・・・」と言いかけたところで驚きのあまり黙りこんでしまう。そこには隣のサラリーマンに強く腕をつかまれもがいている見知った学生の姿があった。
「公平君!?」
 杏奈が副担任を務める1組の男子生徒で甥でもある桐山公平(きりやまこうへい)だった。


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