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エロス・短歌倶楽部
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男と女との交わり-2

しかし、夫の浮気を知ったときに、
美智子には自分から浮気をするほどの勇気はなかった。

いつも妄想を膨らませては、夫のいない昼間から自慰に励んでいた。
そんなモヤモヤとしていたときに、「エロス短歌倶楽部」のことを知った。
美智子に男性達が接触しなかったのは、彼等が彼女を敬遠したからだ。
それは、あまりに美しすぎる彼女に近づけない雰囲気を感じたからである。

その会に参加したのは、心の寂しさを紛らわすためだったが、
セックスの交流会になるとは思ってもみなかった。
その期待と不安に身体は熱くなっていたが、
誰もそんな美智子の気持ちは知らない。

今、緒上美智子は少し大きなソファに相手の柳丸隆之介と移動していた。
後の人達は、少し距離を置いて二人を見ていた。
さすがに、これから男女が交わるところを間近に見ることを遠慮したのだろう。


二人がそのソファに来た時、
緒上美智子は戸惑っていたが意を決して服を脱ぎ始めた。

相手の柳丸は、それを確認するとズボンのベレトに手をかけ、
美智子を見つめながら、同じように脱ぎ始めていた。

美智子は落ち着いた色合いのジャケットを脱ぐと、
薄手のセーターを着ていた。

セーターの上からも大きめの乳房が揺れている。
下は淡いオレンジ色の長めのスカートをまとっていた。
それらを恥じらいながら脱ぐと、
紫色のレースと生地は淡い色合いのキャミソールで、
大人の女性を演出していた。

その下はパンティストッキングで、それも脱ぐと下着だけになり、
同色のブラジャーとショーツだけになった。
そのとき、既に彼女の顔は興奮の為か頬が赤みを帯びている。
さらに静かにブラジャーの紐に手をかけ、それを取り外した。
すると大きく、桃のような柔らかい乳房がポロンと露出した。
少し細身の身体の割には、その乳房は大きく感じられる。

(大きい!)
食い入るように見つめている男性達からは、感嘆の声が漏れていた。
「素晴らしい、美しい……」
と誰かが言うと、彼らは頷いていた。

さきほどのルールに従えば、順番は別にしても、
男性は誰もが彼女とセックスが出来ることになっていた。
しかし、今の彼らの目は欲情の目と言うよりも、
美しい美智子の裸体の美しさを鑑賞していた。

(あぁ……)

男性達の熱い視線を感じて思わず美智子は手で大きな乳房を包み
そこに佇んでいた。
その仕草が何故か、本当の大人の女性を感じさせる。
見兼ねた雅美はその美智子に優しく言った。

「美智子さん、次にショーツを、お願いします」
「は、はい、わかりました……」

彼女は、しばらくショーツを脱ぐのを躊躇っていたが、
それも脱ぐと全裸になった。

緒上美智子がこの会に入会したきっかけは、
可能ならば性的不満を解消することだった。
それが現実になり、今ここに裸になっていた。



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