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ヤクトリの女
【熟女/人妻 官能小説】

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進展-2

真理子は、上で強制捜査の決定がされたら元喫茶店も含め全力で対処するつもりだった。自分に破滅的な写真、動画が拡散されても。あの半グレグループの摘発は、最優先事項だからだ。

会合時間が近くなると参加者達が続々とやって来た。山田はカメラを設置出来る所を確保したらしい。参加者達の顔は鮮明に映り送られて来た。参加者は、各拠点のメンバー達で有る事がホワイトボードの顔写真から確認出来た。

全員、各拠点から一人だけで拠点リーダーと言ったところだろう。一人だけ顔写真が無い事から判明していない拠点が一つは有る事が予想できた。

菅原や豊川の姿も確認出来、会合開始前になって捜査課と現地の内偵班達がどよめく。海外逃亡と思われたグループリーダーの城田ジェームスを確認出来たので有る。だが真理子は一番最後に来た男が気になった。

先に来ていた城田がわざわざ外に出て来て出迎え会釈していた。親しそうに笑い掛けているが接する態度と言い明らかに相手が立場が上に見える。城田は体もデカイが態度もデカく不遜で尊大な男との評判だった。

非常に暴力的で凶暴さから敵対勢力に恐れられていると言う。そんな男が敬意を示す相手、真理子は会合終了時にその謎の人物に注意を払い、顔のアップの映像が撮れる様に山田に指示した。会合が終わると未だ把握していない拠点のメンバーと思わらる男、城田、謎の人物の尾行を瀬戸達に命じる。

捜査課に謎の人物の顔写真が送られてきて、真理子は何処かで見た覚えが有った。考えるも分からず、スマホを取り出し警察の特殊犯罪課の知人に画像を送り電話する。そして、間もなく返答を貰い頷く。そして尾行チームに、その謎の人物が特殊詐欺、薬物売買、仮想通貨のハッキングによる窃盗等を行っている複数の半グレグループの首謀者とされる男だと伝える。

その男は、神木や小栗と名乗っていて本名も分からない正体不明の人物だった。半グレとの関わりや犯罪の証拠も残さず、真理子の送った鮮明な顔写真に警察の知人は驚いていた。逮捕のあかつきには、自分達の案件で尋問させて欲しいと要望された。

尾行の結果を待っていた真理子のスマホに着信が有る、銀三だった。部下にすぐ戻るからと席を外した。廊下に出ると、

「小田です。」

と話し始める。銀三は真理子の口調に察したらしく、

「忙しいのか?」

と聞いてくる。真理子は頷き、

「ええ、さっき貰った情報が役に立ちそうなの。」

と答える。歩きながら近くの会議室に入った、誰も居ない。

「なら、短く話そう。」
「例の喫茶店に居る脳無しの事だ。」
「アンタらと取引きをする事に決めた様だ。」

と銀三は言う。真理子は真剣な顔になり、

「分かったわ。」
「彼は未だ喫茶店にいるの?」
「逃げて無いのね?」

と聞くと銀三は、

「ああ、アンタが言ってたろ。」
「取引きするには、見合う情報がいると。」
「ヤツにそう言ったら、探ってみるそうだ。」

と返してくる。真理子は唸り、

「無理すると危険だわ。」
「さっきの情報も価値が有った。」

と話す。銀三は、

「ヤツは強い者には弱く、弱い者には強い。糞ったれ野郎だ。」
「上手い事ご機嫌取って、話聞き出すんじゃねぇか。」

と全然心配していなく真理子は苦笑しながら、

「私も話しが有るの。」
「電話では無く、直接話したいわ。」

と言うと銀三は、

「良いだろう。」
「例の管理人室に来な。」
「来る前に連絡くれ。」

と言うと電話を切った。尾行チームから、新たな拠点の場所や城田と神木の現在の居場所の報告が上がる。部下が城田や神木の顔写真が貼られたホワイトボードにそれらの情報を書き込む。

真理子は監視要員を残し瀬戸、山川、山田に捜査課に戻る様に指示するともう一件電話をする。相手は部長で動きが有った場合、時間を問わず連絡する様に指示されていた。

真理子が部長にリーダーの城田、神木の潜伏先と新たな拠点の発見を報告する。すると部長はこれから捜査課に来ると言う、これには真理子は流石に驚き聞き直した位だった。

瀬戸達が帰ってくると城田、神木の潜伏先や新たに見つけた拠点の様子を報告する。真理子が部長がこれから来ると言うとみんな驚いていた。そこで真理子は、関係者がツープッシュの被害に遭った有力な国会議員が再三早期の摘発を要求している事が関係しているのだろうと話す。瀬戸達も噂は聞いていたらしい。

部長が来ると改めて会合の情報が入った為に、急遽内偵と尾行を行い、城田、神木を確認し尾行潜伏先を見つけたと報告した。新たに拠点も発見しそれらの監視を行なっている事も付け加える。部長は頷き今晩の成果を讃えると、

「会合の参加者は、各拠点から来ているとすると全ての拠点を見つけたんじゃないか。」

と真理子達を見回して話す。そして、

「強制捜査を行う。」

と言い出した。真理子は慌てて、

「待って下さい。」
「強制捜査で城田や神木の関与を関連付ける物が出れば言いですが、何も出ない場合取り逃してしまいます。」
「もう少し、内偵捜査に時間を」

と話したところで部長がさえぎり、

「うん、君の言いたい事は分かる。」
「だが、本当に時間が無い。」
「今すぐに結果が必要だ。」
「事は君や私のレベルでは無く、上の進退も関わってくる。」

と言うと例の国会議員が騒いでいると言う。その国会議員が中心になり前回半グレグループのリーダーを含む摘発逃れを許した事が原因で今回の多数の被害者を出していると批判しているとの事だった。


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