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ヤクトリの女
【熟女/人妻 官能小説】

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深夜の管理人室-3

真理子はスマホを机に置きながら銀三との電話の事を思い返し、

(拠点にいる人の事で相談?)
(何だろう?)

と思いながらも自分が銀三との会話で声が上ずっていなかったどうか気になった。未だ胸がドキドキして顔が火照っているのが分かる。

銀三は、無理しなくて来なくても良いと言ったのにあの管理人室、銀三の言い方を借りれば監視部屋に向かうと即答した。赤らめた顔のまま、この前の銀三とのセックスが思い出される。あの時、自分が口にした言葉も。

(あんな淫らな事言うなんて…)
(あの男の性器に我を忘れて、自分を好きにして良い何て…)
(あの部屋に行きたいのかな、私…)
(また抱かれたいのかしら…)

と思い、家族や部下達への申し訳無い気持ちは有るものの銀三のセックスに夢中な自分も認めざるを得ない。銀三に望まれたのなら拒否出来ないと分かっていた。

真理子がデスクワークを再開して暫くして、山川が課長室を訪れ明日の配達人菅原の尾行捜査の説明をする。尾行を察知されない様、何台もの色んな車両を使い、頻繁に捜査官達が交替する計画になっていた。真理子は満足そうに頷き、

「念入りな計画ね。」

と微笑み、

「全て、山川さんに任せるわ。」
「頑張って頂戴。」

と話す。山川は緊張した面持ちのまま頷き、

「はい、全力を尽くします。」

と返答した。真理子が退室を許可すると一礼して出て行く。入れ替わりに主任の瀬戸が入って来る、瀬戸はツープッシュの顧客を予想される内偵班で顧客を訪れる人物達を尾行する待機組だった。

内偵班より連絡を受け、内偵対象者の自宅を訪れた人物の尾行を行い帰って来たばかりだ。瀬戸は、訪問者が向かった先が拠点では無いかと真理子に報告する。

その訪問者が入って行った何処は、不動産屋に聞いたところでは元洋食屋らしい。通販業の為借りたいと2ヶ月前から借りているとの事だった。

真理子は、瀬戸から渡された元洋食屋や出入りする者達の写真を見ながら話を聞いている。割と大きい店舗の様だ、トイレも複数有るだろうしキッチンなど踏み込まれたらツープッシュを流すのに好都合だ。

元喫茶店の拠点と同じ様な環境だろう。真理子は、瀬戸には元喫茶店の拠点を事を全員に話す前に教えていた。そして、副主任の山川と情報交換をする様に促している。 

瀬戸はその元洋食屋を24時間監視を始めると報告する。真理子は、瀬戸の考えを支持すると伝えた。真理子は瀬戸を見て、

「ようやく、捜査が動き始めたわね。」
「これからよ、瀬戸さん。」

と励ます様に話す。瀬戸は姿勢を正し、

「はい、全員やる気になっています。」
「頑張ります。」

と答える。真理子が退室を許すと瀬戸は一礼して課長室を出た。捜査課に行こうとすると山川が瀬戸を待っていた。瀬戸は、

「こっちも手掛かりが掴めたよ。」

と笑う。山川も笑い返し、

「良かったです。」
「こっちもようやく、仕事出来る感じです。」

と答える。瀬戸は苦笑いし、

「全くだ。」

と言うと山川が声を潜め、

「課長が上からせっつかれてる話聞きました?」

と聞いて来る。瀬戸は顔を曇らせ、

「ああ、悪い話は早く伝わる。」
「課長が外れるか、ウチの捜査課ごと外されるかもしれない話だろう。」

と答える。山川も渋い顔になり、

「ええ、ここの所成果が無いと上で問題になっているとか。」

と話す。瀬戸は俯き、

「俺達が不甲斐無いせいだ。」
「全く情報が取れ無かった。」
「課長には迷惑の掛けっぱなしだ。」

と自嘲気味に語る。山川も悔しそうに頷き、

「ええ、その通りです。」
「でも課長の掴んで来た情報と捜査方針の変更で、有力な内偵対象者が見つけました。」
「これから、反撃と行きましょう!」

と元気良く答える。瀬戸も微笑み、

「そうだな、一気に捜査が進んで来た。」
「これからが本番だ。」

と話すと2人で並んで捜査課に入って行く。真理子は、仕事には厳しい上司だが公平で思い遣りも有る。瀬戸と山川はいわゆるノンキャリア組だが実績を重んじる真理子の方針で昇進して来た。

真理子が部長昇進の後は、瀬戸が課長、山川が主任と言われている。2人にはそんな事は頭には無くこの捜査でツープッシュの半グレグループを摘発する事が最大の課題だと認識していた。

だが2人共、自分達を引き上げてくれた真理子に感謝していたし、真理子が責任を問われる事は有ってはならないと思っていた。



  銀三が仕事を終え、例のビルの管理人室に向かう為終電の少し前の電車に乗り込む。駅を降りてビルに向かいながら、スマホを取り出すと真理子に電話する。

真理子に電話しろと言ったが待つのが嫌いな銀三は我慢出来なかったのだ。真理子は、すぐに出た。銀三は、

「俺だ、もう少ししたら例のビルに着く。」
「アンタ、来れるか?」

と聞くと真理子は、

「ええ、もう近くにいるの。」
「駅近くのコンビニの傍よ。」

と返す。銀三は驚き、

「そうかぁ、早いな。」
「俺も、そのコンビニに寄るつもりだ。」
「じゃあ、そこで。」

と言うと通話を終え、スマホを上着に入れる。

(もう、真夜中近い。)
(早く終わって帰りたいのかな、課長?)

と思い、歩くペースを速める。


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