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ヤクトリの女
【熟女/人妻 官能小説】

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リュウ-2

真理子は、内偵対象となる20名の名簿に目を通す。真理子の机の前に主任の瀬戸が神妙な面持ちで立っていた。真理子は微笑み、

「20名に絞るのは大変だったんじゃない?」

と瀬戸に聞くと、

「はい、半グレの顧客リストに名前がある時点で性的に倒錯している者達が大半の様でした。」
「過去に性犯罪の前科又は事件化されて無いものの訴えられた者に絞りました。」
「それに加えて、ある程度裕福な資産を保有している者から名簿化しました。」

と生真面目に説明した。瀬戸は、30才の大柄な優秀な男性捜査官でノンキャリアだが課長候補にも挙がっている。真理子は、瀬戸に2日で名簿の提出を求めた。他課の応援が明日から始まるのに合わせなければならなかったからだ。真理子は頷き、

「この名簿に掛けて見ましょう!」

と言い、名簿を瀬戸に返した。丁度その時、仕事用スマホの着信音が鳴る、瀬戸は一礼して真理子の課長室を出て行った。真理子はスマホの通話ボタンを押しながら、

(公衆電話からだわ。)
(協力者かな?)

と思った。真理子は、課長になっても頻繁に現場に出向いていたし、以前に情報提供者、協力者として獲得した者達もそのまま担当していた。

通常は、課長になれば協力者などは部下に引き継くが真理子は、更に協力者の獲得に余念がなかった。違法薬物の摘発に情報はとても重要だと認識していたからで有る。

「小田です。」

と答えると電話口から、

「俺だ、わかるか?」

と声がする。途端に、真理子は胸がドキドキして顔が赤くなる。銀三の声だ。真理子は必死に、

(落ち着け、落ち着け!)

と自分に言い聞かせる。

「ええ、銀三さんですね。」
「何か新しい情報でも?」

と平静さを装い尋ねる。銀三はこの前の事が無かった様に、

「いや、新しい話は無いが。」
「相談が有るんだ、例のグループと関わりが有るヤツの事で。」
「アンタなら何か分かるかと思ってな。」

と言ってくる。真理子は興味を持ち、

「この前の情報のネタ元ですか?」
「半グレと関わりのある人の事で?」

と尋ねる。銀三はあっさりと、

「そうだ。」

と言うと真理子は乗り気になり、

「会って話しませんか?」
「渡したい物もありますので。」

と言うと銀三は訝し気に、

「ん?何だ、渡したい物って。」

と聞いてくる。真理子は声を潜めて、

「この立て替えて貰った衣類の代金です。」

と話した。この前銀三がファーストファッションの店舗で買ってきたパンツやショーツの代金の事を暗に指す。銀三は思い出した様に、

「衣類、ああズボンの事かぁ。」
「良いよ、要らない。」
「俺のせいだろ、ああなったの。」


と断る。真理子は、トイレでの出来事を思い出し恥ずかしくなりながらも、

「そう言う訳には行かないんです。」
「我々は、金品などを受け取る訳にはいきません。」
「返させて下さい。」

と要請すると銀三は唸って、

「分かった、俺の相談も直に会った方が早いかもな。」

と言う。続けて、

「じゃあ、正午丁度この前のホームの同じ所で。」
「場所も分かるし、そっちは近いだろ。」

と言って来る。真理子は頷き、

「分かりました。」

と言うと銀三は軽く、

「じゃあな。」

と言うと通話を終えた。真理子はスマホを机に置くと椅子に座り込む。胸がまだドキドキしていた。銀三と話すとこの前の男子トイレでの出来事が鮮明に思い出された。

あの日は、帰ってからの方が頭がはっきりとしたせいか次第にトイレでの出来事の詳細を思い出せた。あれをレイプと言う事は出来無いと真理子は思った。

銀三の要求に応じて、胸を触らせるつもりが予想を超えた念入りで執拗な愛撫に翻弄された。その為に真理子はすっかり興奮させられ、身体を許したのだ。

銀三の性器を初めは拒否していたとは言え、咥えて舐めたのは真理子の意志だったし、銀三の挿入に許可を与えたのも真理子だった。

挙げ句の果てには、凄まじい快感をもたらす体位を続けて欲しいと懇願したのだ。その結果、業務時間中に意識を暫く無くしたので有る。

課を預かる身として許され無い行為であり、痴漢犯罪者に屈して部下達にも情けなく面目も無い。翌日、夫や子供達の顔を見てひどい罪悪感にも苛まれた。

だが仕事中集中している時は、良いのだがふと気を抜いたちょっとした時間に銀三の事が頭に浮かんで来る。銀三のあの大きな性器が。頭を振り邪念を払う真理子だった。

そして、業務用スマホの着信をやたらと確認する様になった。認めたく無いが銀三から連絡が有るかもと気になって仕方が無かったのである。

自分では、再びツープッシュの捜査に役立つ情報を得られるかも知れないからだと納得させていたが。先程の銀三の電話で、自分が如何に銀三からの連絡を待っていたのか分かってしまった。

真理子は首を振り、机の家族の写真や部下達と表彰された時の写真を見て力強く頷く。

(でも二度目は無いわ。)
(確かにあの男に、あの男の性器に負けたわ。)
(でもあれっきりよ!)
(私はヤクトリの課長よ!しっかりしなきゃ。)
(大切な家族が、私を信頼してくれる部下達がいるのよ!)
(もう、あんな事にはならないと自信が有るから自分から会う事を言い出したの。)
(今日会う時から、通常の協力者と捜査官の関係に戻るのよ。)

真理子は次第に落ち着きを取り戻し、銀三との待ち合わせに自信も出て来た。


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