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恥ずかしの高校ミスコン
【学園物 官能小説】

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審判者-3

「だが少なくとも、素行はわが和天学園の生徒として恥ずかしくないものであってもらわねば、学園の顔としての資格は無いというものだ。そこで私が直々に、君たちの品行を審査する。それが選考の最終段階だ」
 品行を審査するって、いったい何を……? 直々にって……?
「とはいっても、生徒の日頃の振る舞いに逐一干渉することは、自主自律を重んずるわが学園の方針に悖る。それは私も承知している。先人たちが築いてきた学園の良き伝統を損なうつもりは、私もない」
 ここまで続けられても、理事長の思惑は美景にも、他の2人にも測りかねた。

「だが、学園を代表する美しい女生徒として、不純異性交遊のごとき行いは、断じてあるまじきことだ。その有無だけは、確実に審査せねばならない」
 美景は賢いから、それを聞くだけでも理事長がこれからしようとしていることは察しがついた。そして、はや慄然となる。

「それ、どういうことでしょうか?」
 梨佳はまだそこまで考えが及んでいないのか、不安に駆られた様子で尋ねた。
「簡単なことだ。君たちが、高校生になる今も、清らかなからだでいるかどうかだ。それを私がこの目で確かめさせてもらう」
 ここまでくれば、理事長の意図は誰にも明らかだった。これから3人の性器を直接調べて、清らかなからだか……つまり処女かどうかを確かめるつもりなのだ。
 そんな恐ろしく破廉恥な審査が最終段階とは、このミスコンのとんでもなさにも程がある。

 それとともに、この卑猥きわまりないイベントの目的が、美景には読めてきた。
 理事長は、こうして選び抜いた学園一の美人と認める女の子を抱こうとしているのだろう。ここで純潔を検査するというのは、取りも直さずそれを奪いたいからに違いない。
 優勝者を待つものは栄誉でも特典でもなく、理事長からの凌辱。
 それは罰ゲームなどという言葉で済ますにはあまりに過酷なものだ。生贄選びとでも言った方がいいかもしれない。そういえばどこかの神話か伝説で、神様の怒りを鎮めるために国中で一番美しい娘(それも処女)を生贄に捧げるとかいった話を本で読んだ覚えがある。これは学園の女生徒たちの中から、理事長への生贄とされる女の子を選ぶためのイベントだったに違いない。
 もしミス学園に選ばれたら恐ろしいことになるというさっきからの予感は、いよいよ形をとってきた。優勝なんてしたらおしまいだわ……。

「ではまず山西梨佳くんからだ」
 まず呼ばれた梨佳は、昭代が用意した椅子の上に座らされる。
「ちっちゃくて、ほんと可愛い娘だね」
 身長が180cmを超す大柄の三田村からすると、余計にそう思えるだろう。
 彼は席を立ってその前まで出ると、身をかがめ、梨佳の下腹部に目線を合わせた。

「では、両脚を大きく広げなさい」
 屈辱的な命令だが、拒むわけにもいかない梨佳はおずおずと両腿を離し、ゆっくりと開脚していく。
 三田村は顔を近づけ、さらけ出された梨佳の股間を覗き込んだ。彼女の恥毛はIラインの奥までは生え進んでいないから、この体勢であれば性器の観察をほとんど妨げるものではない。
 その秘唇は若干左右に綻びを見せている。それなりに独り遊びを重ねてきたからかもしれない。だが大きく乱れているわけではなく、中身がはみ出しているほどでもない。形そのものはまだ少女らしさをとどめていた。

「では確かめるとしよう」
 そう言って、三田村は梨佳の秘唇を両手の親指でぐいと押し広げた。
「ひっ!」
 梨佳が思わず悲鳴をあげる。女性として、いちばん見られたくない部分。ずっと全裸だったとはいっても、こんなところまで男の目に晒されるのは気も狂いそうな辱めだ。
 彼女は耐え難さにぐっと目を閉じたが、それでも理事長のまさぐるような視線を、性器の粘膜にひしひしと感じざるを得ない。

「ふむ、確かにあるようだな」
 そうして女の中心的な部分に視線を注ぐと、膜はちゃんと確認できた。
「学園のアイドルとは聞くし、アイドルは恋愛禁止というから、当然というところか」
 三田村は納得の表情を浮かべると、立ち上がり、見下ろすような視線とともに梨佳に告げた。
「よろしい。そのからだに穢れはないな」
 こうして梨佳の検査は終わったが、彼女は恥辱のあまりほとんど放心状態だった。理事長からの評価もほとんど何も実感がなく、もはや優勝などどうでもよくなっている。

「では次は、大渡奈津江くんだ」
 呼ばれた奈津江は、慌てた。前の審査と同じく、次は美景の番だと思っていたのだ。だがことは単に、心の準備が出来ていないということではない。
 品行審査の意味を知らされたとき、彼女はすでに青ざめていた。

 彼女は、処女ではなかったからだ。そんなものはずいぶん昔に捨ててしまった。

 その証拠を理事長に見られたら、どうしよう……もちろんコンテストにおいても圧倒的に不利な材料になる。それで済むどころか、いったい何を言われるだろう……。
 彼女はこのコンテストで、ここにきて初めて本当の恥ずかしさと恐怖を覚えていた。
 もう優勝どころではない。どうしよう。逃げることなんてできない。じゃあどうやって釈明すればいいの……そんな空しい考えをめぐらせているうちに、彼女の番が来てしまった。

 奈津江は半ば上の空の状態で、理事長の前に立った。
「ふむ……高校生としてはずいぶんと大人びた、色気のあるからだをしているな」
 三田村はすぐに純潔の検査には入らず、奈津江の豊満なからだを見渡した。特に両胸のたわわなふくらみには目が注がれる。だが奈津江としても前の時のように自分のセクシーさをアピールするような真似は、とても出来たものではなかった。


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