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出会いはSTARTなり
【青春 恋愛小説】

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STARTは始まりなり-1

どうやら俺は微妙な高校生活を送りそうだ
今日は入学式です




#2STARTは始まりなり



ついにこの日が来た
楓と田辺哲也(馬鹿)とかいうやつと出会って多分二ヶ月ちょいぐらい
今日は入学式だ

…ふっ、俺としたことがちょいとばかり緊張してるぜ
しかも早く学校来すぎた

現在時刻7:30……
入学式は8時30分から…………一時間なにするかな
とか考えながらチャリに乗って校門の前にたたずむ俺がいる


「あぁ〜!ワタルー!!」
後方から楓らしき人物の声が…まさかこんな時間に来ないだろ…
「よっ!」
うわっマジでいた
「よ…よう、早いな」
「確かにちょっと早かったかな。それよりクラス表見よ!クラス表!」
そういえばクラス確認してから入学式だったな
「ほら早くー。」
「うわっ、引っ張るな」


ふぅ、さて俺はなん組かな?
全部で6クラスか
「一組は〜…ねえな。じゃぁ二組ぃ〜…あった!」
「ん?航なん組?」
「二組、お前は?」
「ウッソー!?おんなじ!私も二組」
「お〜よろぴく」
そしてハイタッチ

「じゃあ教室行こっか」

教室に着くと黒板に名前書くためだろう
席順が書いてあった
黒板に名前書いて適当に座れと?…いいのか?
まぁ早く来てラッキーと

「航席どうする?」
「あ〜ここでいいや」
俺は左から二番目の一番後ろを選んだ
「じゃあ私は左〜」
楓は左どなりに座った

ガラッ
教室のドアが開いた
入って来たのは田辺哲也だった

「お〜う!航〜、同じクラスだなっ!イエ〜イ」
なれなれしいな
「すまん、誰だっけキミ」
「……え?おいおいおい忘れたとは言わせないぞ、テッチャンことこの哲也を」
「楓知ってる?」
「知らない」
ナイス楓
「んなっ……楓まで〜、ひどいよ〜」
ゲッ、嘘泣きしてやがる
「オイオイ冗談だよ、哲也」
「お〜やっぱり覚えてたか」
テッチャン復活

「航……誰?この人」
え?
「忘れたの?」
「え〜知らないし」
こいつマジで忘れてやがる
「イヤイヤイヤ思いだせって、推薦の結果発表のときの馬鹿だよ」
「…………ぁ!あの時の馬鹿かぁ〜」
「ば……馬鹿ってなんだ馬鹿って」
「まぁまぁ、そんなとこでつったってないで座れよ」
「ん…おぉ」
哲也は俺の前の席に座った


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