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恥ずかしの高校ミスコン
【学園物 官能小説】

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無毛美-2

 気がつけば他の2人はもう全裸になろうとしていた。奈津江はブラを外してたわわな乳房を解放するとどよめきが起こるが、その間もなく躊躇なくパンティも脱ぎ捨て、局部まで露わにした。セクシーなからだつきからして容易に予想のつくことだが、陰毛も実に豊かに、黒々と茂っていた。そこに少女らしさなどどこにも残っていない。奈津江はそれを隠そうともしていなかった。

 美景は、すでにブラを取り、いよいよパンティを脱ごうとしている梨佳を見て、彼女も無毛か、ごく薄ければ……と一縷の期待を抱いた。小柄で可愛らしい顔立ちの梨佳だから、そういうこともあるかもしれない。それなら自身の無毛もそこまで変に思われないかも……。
 だが、ピンクのショーツをおろした梨佳の下腹部に、しっかり恥毛は生えていた。奈津江ほどの濃さは無いが、それでもほぼ逆三角形に生え揃っている。叢越しにどうにか秘裂が覗いて見える程度だ。

 高校2年生ともなればこれぐらいは標準的ともいえるが、男子たちにもこれは予想外だったようで、ざわついていた。
「梨佳ちゃん、結構生えてるんだ」「意外……」
 そんな反応まで聞こえてきた。なにかため息が混じっているようだ。

 2人の陰毛の生え具合を見て、いよいよ美景は裸になるのが恐ろしくなった。それでも周囲の空気に圧されるようにブラジャーは外した。乳房を男の目に晒すなどもちろんこれが初めてであり、それ自体がとてつもなく恥ずかしいことだが、今は陰部のことが気になって仕方がない。彼女は純白のパンティに手をかけたまま、膝をがくがくさせて立ち尽くすばかりだった。

 それがかえって男子たちの興味津々の視線を彼女の股間に誘い寄せてしまう。恥じらえば恥じらうほど彼らの好奇心を煽るばかりだ。
「深瀬ってどんだけ生えてるんだ?」「なんか結構濃そうじゃん」「うん、わかるわかる」
 そんな卑猥そのものの会話が交わされるのさえ耳に飛び込んでくる。その内容が皮肉に聞こえさえした。

「何やってるの深瀬さん。早く脱ぎなさい」
 昭代は促してくるが、美景はつい背を向けてしまう。パンティに注がれる男子たちの視線に耐えられなかったのだ。脱ぐにしても、とりあえずすぐに陰部を見られないようにするつもりだった。そうすればお尻が丸見えになるが、もっと恥ずかしいことはせめて先延ばしにしたかった。けれどもやはり全裸になるのは躊躇われ、ぶるぶると震えたままでいた。

 そこに昭代が二の矢を継いだ。
「山西さん、大渡さん、いいから2人で、あの子を裸にしておやりなさい」
 このとき2人は美景への対抗心に加えて、いたずら心や好奇心、さらには一種のサディスティックな興味に駆り立てられたことだろう。

 たちまち美景は奈津江に取り押さえられ、たった1枚残されたパンティを梨佳に脱がされた。
哀れにも恥部をむき出しにされて、素裸で男の子たちの前に向き直らされてしまった。

「やめて、いやあぁっ!」
 美景はうろたえ、悲鳴とともに手で股間を隠そうとしたが、遅かった。

「おい、毛が無いじゃないか!」
「深瀬ってパイパンだったのかよ」
 無毛のワレメは、すでに男子たちの目にしっかり焼き付いてしまっていた。たちまち一同がどよめきたった。

「あーっはっはっはっ!」
 それを見た奈津江は、思いきり高笑いをあげながら、美景の両手を掴んで恥部から強引に引き剥がす。女子同士でも、華奢な美景では、見るからに健康的なからだつきの奈津江の力には抗えなかった。
「あんた高2にもなって、まだそこに毛も生えてないの?」
 肩越しに彼女の下半身を覗き込むようにしながら、奈津江は嘲った。
「ふっ、ガキじゃないんだから。中学生でもツルツルなんてそういないでしょ」

 梨佳もまた好奇心に満ちた目で、美景のむき出しの秘裂を見つめる。
 あまりの恥ずかしさに、美景は白い頬を真っ赤に染め、黙って俯いた。奈津江に手を掴まれ、そこを隠すこともできない。からだは恥辱にわななき、目は涙で潤むが、もう声も出なかった。
 まだ9月で水着を着るために剃ったとか、そういう苦しい言い訳すら彼女には思いつかないものだった。

「あはは、これで一人減ったわね」
 美景の完全敗北を確信し、奈津江は嘯いた。

 学校きってのセクシーさを自負する彼女とは程遠い、色気も無いカラダ。奈津江からすれば女とも思えないような貧乳、小さなお尻。しかも全部脱いでみれば、ガキみたいにワレメ丸見えのパイパン。
 確かにずいぶん綺麗な顔はしてるけど、そんな女が、よく最終審査にまで残ったものね。
 どうせ、あんた処女なんでしょ。そんなツルツルのあそこで、男と寝られるわけないもんね。あたしは中2でもうバージン卒業したんだから……。
 そうした思いを、奈津江は勝ち誇るようにかみしめていた。


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