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ショールーム・立てこもり
【鬼畜 官能小説】

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壮絶・鞭に追われる牝馬たち-4

 高らかにファンファーレが鳴り響き、ゲートが開く。
 犯されたくない・・・殺されるのも嫌だ―――鬼畜なこの男たちなら本当にやりそうだ。女たちは何とか最下位は逃れようと、作戦を練っていた。
 汗と涙が染み込んだフローリングの床を、牝馬たちが疾走する。縦長だった馬列も今はほぼ横一線となり、激しいデットヒートが繰り広げられていた。特に彩佳の驚異的な追い上げに、男たちは大興奮だ。
「いいぞ、彩佳ッ。俺はおまえから流してるんだ」
 ハンデや三十を過ぎた年齢を考えると,それは大穴狙いと言ってよい。
「クソオッ、彩佳はないと思ったけどなあ」
 憎々しげに人妻の裸体を見下ろしている男もいる。

 十五通りの組み合わせに男が三人。一人が五組ずつ選べば誰かが当たる計算になる。
 中間点も過ぎ、白熱したレースは続いていた。抜きつ抜かれつ、必死の形相の美女の戦いは凄艶な有り様だ。
「ぶっ倒れるまで走れッ!」
「負けたらマンコ串刺しだぞッ!」
 声援とも威嚇ともとれる野次が飛び交い、それに呼応するかのように激しく乳房が揺れる。

 ラスト三十メートル。男たちの熱気と女たちが吐くゼエゼエと熱い息で、エアコンも用をなしていない。
 横一線だった馬列も少しずつバラけだし、彩佳の目の前には汗に濡れ光る五つの尻が揺れ動いていた。上半身裸の男たちが何やらわめき散らしているが、それを聞き取る余裕もない。
(いやだッ、最下位にはなりたくないッ)
 汗が目に流れ込み、視界がかすむ。それでも必死に走った。止まることは許されない。
 ピシイッ!!―――。
 尻を打たれた。泣きたいほど痛かった。だが走ることに夢中で、悲鳴も上げられない。
 バシイッ!!―――。
「ッ!・・・」
 痛烈な第二打が人妻の肉感的な尻を襲う。悲鳴の代わりに汗が飛び散る。男の怒鳴り声を聞き取る余力も残っていない。おそらく「走れッ!」とか「ペースを上げろッ」とか言っているのだろう。
 ビシーンッ!!
「ヒイイッ!」
 三発目は背中だった。肉の薄いところに皮の一本鞭が当たり、さすがに悲鳴が漏れる。その反動で少しだけスピードが上がった。だがすでに百メートル近くを走らされた彩佳に、ピッチを上げるだけの体力は残っていない。
 前を走る部下の玲奈が汗に足を取られて転倒した。もんどり打って仰向けになったその部下の両脚がV字に広がり、同性の秘部が丸見えになる。
(ごめん・・・)
 恨めしそうな表情の部下に詫びながら、その脇をすり抜ける。今の彩佳に後輩を思いやる余裕はない。
(最下位はまぬがれた・・・)
 だが―――鞭の嵐が止むことはなかった。
 ピシイッ!!
 バシイッ!!
 男たちには五位も六位も同じなのだ。一位か二位でなければ意味がない。
「走るんだッ!メス馬ッ!」
 ビシーンッ!!
 尻と言わず、背中と言わず、ムッチリとした肉付きのよい太腿にまで鞭が飛ぶ。不自然な体勢に両腕は痺れ、太腿までもがヒクヒクと痙攣を始めた。それでも彩佳は走り続けた。
 気がつけば部下たちの尻は見えない。ほうほうの体でゴールラインを割った彩佳はその場に倒れ込むと、酸欠のためにスーッと意識が遠のいた。

『いやああ――ッ』
 夢の中で玲奈の悲鳴をきいた。
『やめてえッ!それだけは許してえッ!』『ははは』『おとなしくしねえかッ』
 部下の哀願に混じって男たちの笑い声や怒声も飛び交う。
「言ったはずだぜ。負けた女は繁殖の道具にされるってな」
 夢ではなかった。気がつくと玲奈に群がる三人の男の姿があった。子馬を襲う肉食獣のように、その目は異常なまでにギラついている。
(ああッ)
 目の前の悲惨な光景に、彩佳は思わず目をそらした。転倒した部下を追い抜いたときの、玲奈の悲しげな顔が脳裏に浮かぶ。
(私がビリになればよかった)
 後悔と罪悪感で胸が張り裂けそうだ。
(玲奈さん、ごめんなさい。こんな私を許して・・・みんなもごめん・・・)
「うううッ・・・ううッ・・・」
 彩佳は声を震わせて泣きじゃくり始めた。



 
 
 


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