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光を求めて
【その他 官能小説】

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光を求めて-2

「んくっ!!」
那知の体がビクンとはねる。パンツの裾から滑り込んだ栄太の中指が那知の中へ入り込んだのだ。
 ―クチュクチャッ―
栄太が指を動かす度にいやらしい音が響く。
「ほら、那知聞こえる?すごい音だ」
栄太の甘い囁きが那知を攻め立てる。
「あぁっ…栄太さんっ」
―くにゅっ―
栄太は中指を入れたまま、親指でクリ×リスを擦り付けた。那知の全身に電撃が走る。
「ぁっ…あん!!」
那知が栄太にしがみつく。栄太は那知の表情を見ながら陰部の手を動かす。
―ぐじゅうっっー
「きゃぁっ!!」
差し込まれる指が一本追加された。二本の指は那知を掻き混ぜる。

擦りあげられ、全身に快感を送るクリ×リス。
二本の指をくわえ込み、愛液を溢れ流している膣。
もう那知は限界だった。

「あっ、や…栄太さんっ!イっちゃう!!イっちゃうよーーっ!!ああっっ!!」

那知は背をのけ反らせ、果てた。栄太は優しい眼差しでそれを見つめる。
それから彼は立ち上がり、那知の傍を去ろうとした。
「待って…まだ終わりじゃ無いよ…?」
那知が呼び止める。栄太は困った顔で答えた。
「那知、セックスは誰とでもやるものじゃないんだよ?」
那知の横にしゃがみ込む栄太。そっと彼女の髪を撫でる。
「あたしは…栄太さんとしたいの…」
那知は肩で息をしながら起き上がる。
「栄太さんがいいの…」
 ―トスッ―
那知は栄太の肩を押し、しりもちをつかせた。素早くチャックを下ろす。トランクス越しに熱く固いものがあるのが分かる。
「栄太さんはあたしじゃ不満?嫌?」
そっとそそり立つ肉棒をあらわにする。そして那知はパンツを脱ぎ捨て、彼に跨がった。
「栄太さんの…欲しいの。入れたいの…。駄目?」
栄太は小さく息を吐くと、那知の手を取った。
「ゆっくり腰、落として」
那知は肉棒の先を膣にあてがい、腰を沈め始める。膣はズブズブと太い肉棒を飲み込んでいく。
「ぅぁ…っ」
栄太が眉を歪め、切ない声をあげた。那知の締め付けと絡み付く愛液が栄太に快感を与えるのだ。
「あ…っ…おっきい…っ!きついよぉ…」
那知の中は迎えたことのない大きさの異物を含み、ギュウギュウ詰めになっている。
「んはぁ…っ…もぉ入んない…ぁっ」
「…っ…何言ってんだよ?欲しいって言ったの那知だろう?」
栄太が悪戯っぽく笑う。
「ほら、ちゃんと最後までくわえて?」
栄太は那知の腰を一思いに引き寄せる。
「ああっ!駄目よぅっ」
肉棒の根本まで那知の中へ入り込んだ。
 ―ズンッ!―
栄太が下から那知を突き上げる。
「ぁんっ!!栄太さんっ!!」
「那知も動いてよ、ほらっ、那知!」
更に下からの甘い刺激が那知を包む。本能を呼び覚ます。那知は夢中で腰を動かし出した。
「いいよ、那知…もっと乱れて…気持ちいんだろう?愛液が溢れてるよ?」
栄太が攻め立てながら乳首をいじりだす。
「あっ、あっ!やだぁ…またイっちゃうっ!あっ!や…栄太さんっっ!!」
那知は2度目の絶頂を迎えた。

「はぁ…っ…那知早スギ」
栄太は一旦結合を解くと、那知を寝かしてから再び貫いた。
「あんっ…」
「俺もイかせて…」
そう言うと、栄太は激しく腰を動かし出す。イったばかりの那知は、一回の出し入れ毎に体が敏感に反応する。
「やっ、栄太さんっ!激し過ぎるよっ!あんっ!」
「あ…那知っ!!やべ…イくっ!ぅあっっ」
栄太が腰を引いた途端、肉棒の先から白い液体がほとばしった。
二人の激しい息遣いが部屋中にこだましていた。


「那知…平気か?」
目が覚めると、那知は栄太に包まれてベッドで寝ていた。
「もう暗いぞ。家に連絡しといたらどうだ」
那知は首を振り笑う。
「いいの、誰もいないもん、どうせ。両親とも帰りは深夜だから…」

そうだ。
幼い頃からずっとだ

だからいい子でいるんだ
誰にも迷惑かけないよう
誰の重荷にもならないよう…

でも本当は誰かに気付いて欲しかった。
無理をしてること。
ずっとずっと苦しかったこと

「那知は優しいな」
栄太は那知の髪をすく。

でも彼が見つけてくれた
暗い闇の中に光を落としてくれた

「もう少し眠るといい」

那知は目を閉じる。傍に自分を包む温もりを感じる。そして心地のよい眠りに落ちていった。

サイドテーブルの上の写真立てには気がつかずに…


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