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「完璧なNTR」
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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F逆転-1

振り込まれた給与100万円と賞与400万円を持って夫のマンションを訪ねた。
久しぶりに会う夫は少し痩せて眼だけがギョロついているように見えた。
「あなた、少し疲れているように見えるわ。今日は私が焼肉でも奢るわ。」
直人にとって楽しい食事は長い間なかった。
焼き肉やビールよりも最愛の妻との食事が楽しいのだ。
「涼子。今夜は僕の所に泊まれないか?」
「うん。でも明日も仕事あるしな。」
「頼むよ。早朝に帰ればなんとかなるよ。」
しかし直人のストレスは男の本能までも蝕んでいた。
何度挑戦しても勃たないのだ。
涼子も必死で協力したが駄目だった。
「いいのよ。気にしないで。きっとすぐに良くなるわよ。」
深夜ではあったがタクシーを呼んだ。

「専務、おはようございます。」「ああ、おはよう。」
いつものキスと抱擁は避けた。
最悪の場合この会社を辞めてもいいと思っていた。
最初から賞与を受け取ったら専務の要求を拒否するつもりだった。
その覚悟が専務にも伝わるのだろう。
不埒な行動は抑えられ平穏な毎日が過ぎて行く。
そんな時夫からラインがあり先日受け取った金で両親の自宅ヘ集金に行く債権者に
ブレーキを掛けた事を知った。
両親の居場所をどうして知ったのかは知らないが頻繁に訪れては1万円5千円と集金して帰るのだ。
嫌がらせだ。
300万円を払い残りの200万円も12月に支払う事で実家への集金を中止させた。
口には出さなかったが涼子の暮れの賞与を当てにしているのは明らかだった。
社員の平均賞与は70万円ほどだ。
また専務の温情で高額賞与を受けなければならなくなった。
そうなると無意識の内に専務への当たりがソフトになり頭の良い健司に見抜かれる事になる。
試しに健司は以前と同じように涼子の尻を撫ぜてみた。
「駄目っ。」拒否の言葉の裏側を覗き込む。
理由は分からないが涼子に何らかの変化があったのは間違いない。
翌朝から朝の挨拶は抱擁と口づけに戻った。
どんどんエスカレートしキスはディープになり抱擁の手は尻や胸に伸びた。
それでも翌朝はきっちり出社して専務に挨拶をおくる毎日が続く。
ある日朝の濃厚なあいさつの後、ブラウスを脱がしにかかった。
これ以上やると明日から出勤しなくなるかも知れないが独身男は我慢出来なかった。
(辞めるというならそれも運命だ。思えば健司の求婚をソデにして他の男に走った女だ。
一度でもセックス出来たのがラッキーだと思い涼子とは縁がなかったと諦めよう、)
男と女の思考回路が完全に逆転した瞬間だった。
「嫌っ、やめて。」軽く抵抗したが年末の賞与の事が抵抗にブレーキを掛ける。
狡猾な健司は必死に胸元を押さえる涼子に逃げる隙を与えてみた。
しかし涼子は専務室から逃げ出せるチャンスを棒に振った。
ここから男の攻撃は執拗で強引になる。
ブラウスを剥ぎ取りブラジャーをむしり取る。
なんと驚く事に健司の乳首への愛撫に反応し始めたのだ。
「ハァハァ嫌っ、止めて。ア〜駄目よ駄目よ〜ア〜ア〜」
甘い声で完全に乳首を勃起させている。
(28歳の成熟した妻を欲求不満にさせる夫が悪いのよ。
それに私の年末の賞与迄当てにされては専務に逆らえないわ。仕方ないわ。)
そう考えた時から涼子の肉体は専務の愛撫に反応し始めたのだ。
その時専務室のドアーがノックされる。
大急ぎで身仕舞を正し「どうぞ」と答える。
涼子は衝立の裏に隠れメイクを直す。
業務連絡を受けたあと「涼子ちゃん続きは僕のマンションでね。」とさらりとうったえる。
その自然な話ぶりについ「あっハイ。」と返してしまう。
普段の涼子なら絶対にありえない返答だ。
健司の愛撫に感じていたからかも知れない。
即座に「でもやっぱり駄目だわ。だって私人妻だし・・・・」
そんな話は聞きたくないと言う風に健司は専務室を出る。
ドアを閉める間際に「じゃ7時にね。なんか晩飯作って欲しいな。」
そんな言葉を残して外出してしまう。
それ以後携帯もメールも通じなくてどうする事も出来ない内に終業時間がきてしまう。
晩飯も食わずに涼子を待っている健司の事を思えば今更ドタキャンも出来ない。
でも行けばどういう結果になるか分かっている。
罪の意識を薄めるため夫に電話した。
「やぁ涼子。暮れのボーナスは300万位見込んでいてもいいかな?」
別居している妻を心配するよりも先にそう切り出したのだ。
夫は変わってしまった。もう愛妻を債権者から守るため実家へ帰した夫ではない。
「私、専務から夕食に誘われたの。」
「専務秘書なんだから仕方ないだろう。」
「それが自宅へのお誘いなの。むげに断る事も出来なくて困っているのよ。」
「断れ。そこまでする必要はない。そんな会社辞めたっていいじゃないか。」
そう言って欲しかった。
「涼子。どこの会社のOLでもアフター5の付き合いは皆大切にしているよ。
まして相手は経営陣の一角を担っているんだろう。
賞与や給与の決定権のある人との交流は大切にしなくっちゃ。」
ここ数カ月、金策に走り回っていた夫の苦労はわかるし必死なのもわかる。
でも妻に対する愛情迄無くしてしまうのは許せなかった。 
「そう、わかったわ。お誘いは受けることにしたわ。それと賞与もそれくらいは渡せると思うわ。」
涙をにじませながら明るい声で電話を切った。
同時に夫に対する気持ちもプツンと切れた瞬間でもあった。
晩飯の食材を買うためにスーパーヘ向かった。


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